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島田紳助氏の引退と更正,公務員の守秘義務,マスコミの正義について [諸々の疑問]

★ 2011年8月23日22時から,島田紳助氏が暴力団と親交があったとの理由で引退するとの記者会見が行われました.

★ マスコミ各社によると,「紳助氏は2005年6月から2007年6月頃までの間,暴力団関係者との間に一定の親密さをうかがわせる携帯メールのやりとりがあった」とのことでした.

★ ちなみにその携帯メールや伸助氏が暴力団関係者に宛てた手紙,家族と一緒に写った写真などは,大阪府警が2007年に『伸助氏とは無関係の容疑者を逮捕した際の捜査過程で,その容疑者の家宅捜索をして明らかになったもの』とのことでした.

★ つまり伸助氏と暴力団関係者との関係を示す情報は,大阪府警の誰かが,地方公務員法第34条「職員は,職務上知り得た秘密を漏らしてはならない.その職を退いた後も,また,同様とする」との守秘義務違反によって明らかにされた可能性が高いということになります.家宅捜索は,民間人は行わないからです.

★ 私は伸助氏の暴力団関係者との交際を由とするものではありませんが,マスコミ各社のまるで魔女狩りを連想させるような報道姿勢には疑問を感じざるを得ません.

★ まず,① 大阪府警関係者の守秘義務違反は不問ということで宜しいのでしょうか? また,② 2007年6月頃までのことより,2007年6月~現在までを調べてから報道する姿勢が必要とは思えないのでしょうか?

★ 特に②について,例えばどんな刑事裁判においてでも,判決にあたっては被告の更正可能性が検討されます.伸助氏が2007年6月まで暴力団員と親交があったとしても,その後現在まで4年以上に渡って親交を断っていたとしたら,私は更正していると判断して不問にするのが社会正義ではないかとも思えてなりません.

★ ちなみに公務員を採用する際の条件を定めた国家公務員法第38条第3項と地方公務員法第16条第3項は,「懲戒免職の処分を受け,当該処分の日から2年を経過しない者」の公務員としての採用を禁止しています.つまり3年目以上であれば,懲戒免職のような重い罰を受けた者でさえ過去を不問にして公務員に採用しても善い,と定めているのです.

★ 論評者の中には,伸助氏は今回の問題だけなら引退する訳がないので,実際にはもっと重大な問題を隠しているはずだ,と指摘している者もいます.

★ そうかも知れません.ただしかし,もしそうだとしても,それはそのようなことが明らかになった時に判断すれば善いことで,私は単なる推測しかできない段階で,推測によって「他人の人生に介入」すべきではないように思えてなりませんが如何なものでしょうか?

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