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正統派アート・セラピーの基本姿勢 ブログトップ

アート・セラピーについて③ アートセラピーと臨床心理士 [正統派アート・セラピーの基本姿勢]

★ 欧米の名門スクールには大学院で臨床心理学やカウンセリングを専攻し,日本の臨床心理士のような資格を取って働いているスクールカウンセラーやセラピストと,全く別の養成システムの中で研修を受けてきたアート・セラピストとがそれぞれの専門領域で児童や生徒,学生を対象とした業務を行っています.

★ 臨床心理学的資格が心理学を土台にして成り立っているのに対して,アート・セラピーは必ずしも心理学のみを土台にして成り立っている訳ではないからです.

★ ところが日本の多くの臨床心理士たちは,ほとんど学んだことも接したことがないにも関わらず,あたかもアート・セラピー領域に関してまで,専門能力を身に付けたものであるかのような錯覚に陥っています.

★ 例えばコラージュ療法の専門家を自認している臨床心理士第一種認定大学院の教授が,「コラージュは作ることに意義がある」と言って,大学院生を集めたコラージュ療法研修講座で「台紙を丸く切ってから,その上にコラージュを作ってみましょう」といったような,クライエントさんとのセラピーの中で全く役に立たないコラージュ療法講座を運営していたりしています.

★ 臨床実践の経験のない臨床心理学者や深層心理学者がコラージュ療法講座を担当することになると,このようなことが起きる訳です.

★ つい最近,コラージュ療法を修士論文のテーマにした大学院生さんが,コラージュ療法の専門家を自認している教員に,「臨床心理士でもないあなたが,コラージュ療法を遂行しながら修士論文をまとめようとすること自体,間違っています.何かがあったら一体誰が責任をとるのですか?」と説教されるといったことが起きました.

★ 医療領域でコラージュ療法をも採用している私の立場からいえば,「コラージュ療法のようなアート・セラピーを遂行中にもし何かがあったら,それに応じた対応をできるのがアート・セラピストとしての教育を受けてきた臨床心理士かアート・セラピストのはずなのです.

★ いみじくもこの教員は,「何かがあった場合の対応法を学んだことがない臨床心理士だったので,自分の大学院生さんがそのような場に直面した時に指導する自信がないため」に,このような説教になってしまったのではないかと思います.

★ アート・セラピーを本格的に学んだことのない臨床心理士は,アート・セラピーを余りにも甘く認識しすぎているようで非常に残念なことと思いました

アート・セラピーについて②,たとえば音楽療法について……. [正統派アート・セラピーの基本姿勢]

★アートセラピー,カラーセラピーといってもピンからキリまでいろいろです.
何かを創り終えた時の気持ちよささえ味わえればよい,というアートセラピー.
あなたの色は何々色です.その色を肌身離さず持っていれば幸せになりますよ,というカラーセラピー.

★私が取り組んでいるアートセラピー,カラーセラピーは,そのようなセラピーとは少し立場が違います.
もっと,ヒトと自然との永い関係を重視したアートセラピー,カラーセラピーを考えています.

★たとえば音楽療法を考えてみます.
私が研究し,実践で使っている音楽療法は,日本の音楽療法界で主流の音楽療法ではありません.
日本の音楽療法界で主流の音楽療法は主としてメロディーを重視した音楽療法ですが,私が研究し実践で使っている音楽療法は,リズムを重視した音楽療法です.

★なぜならメロディーとヒトとの付き合いは,多分わずか千数百年だと思うのですが,リズムとヒトとの付き合いは,数百万年もの永きにわたると思われます.
そのため人のこころの奥深くに,リズムに共鳴する何かが育まれていて,セラピーに役立つのだと思います.

★そのように,アートセラピーやカラーセラピーについても,アートやカラーとヒトとの永い関係を最大限に重視した視点で研究し実践し続けていきたい,というのが私の姿勢です.

アート・セラピーについて① [正統派アート・セラピーの基本姿勢]

★ 例えば……,テレビの推理ドラマを観て真犯人を捜し当てようとする場合,2つの方法があります.

★ 1つは犯人の動機,残していった証拠などを詳細に検討し,理論的な推理によって真犯人を推定する方法です.

★ もう1つは,ドラマに登場している役者を俳優としてのランク順に並べ,主役である探偵の次に俳優としてのランクが高いと思われる役者を真犯人と推定する方法です.

★ 推理ドラマを鑑賞する方法としては,前者の方が「正しい鑑賞法」だと思います.

★ ただし少しでも早く真犯人を見つけ出し,事件をより早く解決する方法としては,後者の方が「役に立つ鑑賞法」だと思います.

★ 後者の方法が偶然ではなく,常に「高い確率で解決し続ける方法」だとしたら,尚更です.

★ 私のアート・セラピーについての基本的な立場は,「理論的に正しい方法」より「実践現場で役に立つ方法」を研究し,臨床現場での実践に活かしていきたい,という姿勢です.

★ そういった姿勢でのアート・セラピーに興味をお持ちの方,一緒に歩いて行けたらと思っています. 

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