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《その5》国際間インターネット・セラピーのための実験 スエーデン&日本 [ネット・セラピー,ネット・セミナー]

★Aさんによると,コラージュを創ってデジカメで撮影し,Eメールの添付ファイルで私宛に送信したのが2009年12月13日とのことでした.最初の予定では12月中に実験を計画していたのですが,参加者の予定が合わず,実際に実験を行ったのはコラージュ創作からちょうど1ヶ月が経った,2010年1月12日になってからのことでした.

★Aさんにとって2009年の12月13日と2010年の1月12日とでは,気持ちの上で非常に大きな違いがありました.前者の頃はまだ「ストックホルムに滞在して1ヶ月余りが過ぎたところでした.家族間の濃厚な対人関係とは対照的に,家族以外の人とは直接的な交流が断たれた状態で,人間関係においては,閉塞感を抱いていました(Aさんからの報告文より)」.
ところが後者の頃は「ようやくこちらでも友人ができ,閉塞感は次第に薄れていきました.実験当日には,すっかりそのことを忘れていましたが,先生によるコラージュ分析では,同様(コラージュ創作時の頃の様子)の指摘を受け,当時の自分の心境を振り返ることができました(Aさんからの報告文より)」.

★そして,「その時の会話の内容が,自分の内面についてより深く語れたことにいつになく喜びを感じました.このようなことから,コラージュを媒介としてなされる,「『こころの様子』について相互理解を深めよう」とするコミュニケーションが,いかに重要なことであるかをこの実験で再認識する貴重な体験となりました(Aさんからの報告文より)」.

★「最後に,日本と遠く離れた環境であっても,Skypeという通話手段を使用してセラピーを受けられる,そのような新しい時代への挑戦ともなる~,~今後,Skypeを使用したセラピーが,来談が困難な方々への一手段としてされに発展されていくことを切望してやみません(Aさんからの報告文より)」.

★この実験の目的は,あくまで国際間における「インターネット・セラピーのための『インターネット・セミナー実験』」でした.インターネット・セミナー実験が成功すれば,当然,インターネット・セラピーも可能になるはずという前提で始めているからです.
そこでSkype電話会議システムによって実験がスタートすると,中身は完全にコラージュ分析セミナーそのものでした.
実験自体は,大成功を収めることができたと思っています.
 これで日本大使館や領事館が置かれていない少人数しか日本人がいないようなところでも,もしセラピーが必要な方(在外勤務中のご本人だけではなく,そのご家族の方々)がいらっしゃったなら,「いつでも対応できますよ」ということが証明されました.

★ところでここで私は所期の目的外の,予期しなかった2つの学びを経験させて頂くことができました.
  その1つ目は,今までコラージュ分析を行う時に使っていた言葉,「サイン」は「ヒント」と称した方が学習者には理解しやすいのではないだろうか,と感じたことです.用語上の問題です.
  2つ目は,やはりコラージュ分析を継続して行い続ける創作コラージュ療法は,精神分析と同じメカニズムが働いて効果を挙げているに違いない,といった確信を持てたことでした.仮説上の問題です.
  今,改めて今回の「国際間インターネット・セラピーのための実験」に参加協力して下さった在ストックホルムのAさん,お茶の水女子大学大学院後期博士課程のBさん,九州大学大学院後期博士課程のCさん,それに助手のDさんに感謝です!

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《その4》国際間インターネット・セラピーのための実験 スエーデン&日本 [ネット・セラピー,ネット・セミナー]

★Aさんのコラージュ作品についての美術鑑賞的視点と投映分析的視点の双方による質問応答など,全員での話し合いが進んでいくうちに,しばらくすると「もう話しが出尽くした」といった感じの静寂の時が訪れました.

★実験目的は「国際間インターネット・セラピーのための実験」ですが,「実験内容はインターネット・セミナーを行ってみましょう」ということで参加して頂いている実験です.
 そこで通常行っているインターネット・セミナーと同じようにAさんの作品について,「私なら『このような考察』になります」といった解説をすることになりました.

★まずAさんのコラージュ作品は,
 ①全てのピースが直線切りか丁寧な輪郭切りになっていました.
 ②台紙の左上辺からはみ出して貼られている中国のお茶入り茶碗を除くと,全てが碁盤の目に合わせて貼ったように縦横綺麗に整列していました.
 ③空間図式など空間象徴な見方で「いわゆる母性域」といわれる台紙の位置(台紙に漢字の「田の字」を重ね合わせたと仮定して,「田の字の右下にある4分の1の領域」)に,森の中の池辺ピースを下敷きにしてゲートのピースを貼り,そのゲートから出てきたようなイメージに組み合わせて1頭のトナカイを貼って,あたかもトナカイが森の中の池辺で水を飲んでいるかのように表現されていました.
 ④(台紙に漢字の「田の字」を重ね合わせたと仮定して)田の字の左下にある4分の1の領域に誰も座っていない椅子が貼られていて,そのすぐ上方に金色に輝く(金色の折り紙を使って作った)ブレスレット様のピースが貼られていました.
 ⑤全部で10点のピースのうち9点のピースがどこかで重なる形に貼り合わされていて(つまり10点のピースのうち9点のピースがつながった状態になっている),その9点のピースの中にある文字は全て,非日本語(中国のお茶入り茶碗の中国語と欧米語)になっていました.
 ⑥(台紙に漢字の「田の字」を重ね合わせたと仮定して)田の字の右上にある4分の1の領域に1ピースだけ,他のピースと全く重なっていない(つまり,つながっていない)『標語』ピースが貼ってありました.

★インターネット・セミナーでは,このようなAさんのコラージュ作品の投映分析的視点での特徴と,それまでのAさんとの会話内容を勘案して,Aさんとのフィードバック的会話を試みることになります.

 例えばAさんのコラージュ作品,上記③,④,⑤,⑥の特徴を分析サインとしてAさんの深層心理的部分を考察して,「いわゆる母性域に『1頭だけで』水を飲んでいるトナカイ,誰も座っていない『一人用の椅子1点』と,その上方にあたかもその存在を主張しているかのように貼られている『1点の金色に輝くブレスレット』,ピース内に見受けられる『全ての文字が非日本語(つまり,馴染んだ日本語のピースが1点もない)』,全10点のピースのうち標語的ピースを除く『9点のピースがどこかでつながっています』といった点に注目してみると,このコラージュ作品を創った頃は,『周りにつながりを感じて安心できる環境がなく,孤独感の中でつながりを求めていた様子がよく表現されている』ような気がするのですか,如何でしょうか? 周りとつながりがなく(心理的に)一人っきりで孤独と戦って頑張らなくちゃぁ! という気持ちが『右上に貼られた標語ピースに表れている』ようにも思えるのですが?」
 といった問いかけをAさんに試みてみます.
 ※:「コラージュ作品の中のピースに単数を表すものが多く見受けられ,そのほとんどのピースがつながった状態のように重なり合って貼られていいた場合,作者は『人と人とのつながり』がテーマになっている可能性がある」といった指摘・考察は,確か学習院大学大学院生の方の事例検討中に,当時東京大学医学部心療内科教授で日本心身医学会会長をされていた末松弘行先生だったと記憶しています.
 末松先生はその折り,その学習院大学大学院生(女性の方だったと記憶しています)の方に「あなたがそのような姿勢で取り組みをしていけば,コラージュは将来,ロール・シャッハのような,有力な投映法ツールになっていくかも知れませんね.頑張って下さい」とおっしゃっていらっしゃいました.
 コラージュがロール・シャッハのような有力な投映法ツールになるのは何時のことか,未だ極めて道通しといった状態です.

★Aさんは私の問いかけに対して,Aさんのコラージュ創作時の気持ちを思い出しながら語りかけ始めます.
                         (つづく)

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《余談・雑談》国際間インターネット・セラピーのための実験 スウェーデン&日本 [ネット・セラピー,ネット・セミナー]

★Aさん「実はこの作品は12月初旬の頃に創った作品で~」……と,スウェーデン,ストックホルムから参加して頂いているAさんから,コラージュを創った頃の様子を知らせる「余談」のメールが届きましたのでご紹介します.

★こちらは,陽が一番昇るときも,日本の夕焼けのように斜めに陽がさしています.
 クリスマスのことですが余談を書かせてもらいますね~
 スウェーデンのクリスマスは,1m~2mもの本物の樅の木を買って,家に運び,飾り付けをします.
 クリスマスは1月の上旬まで続くのですが,樅の木は,クリスマスが終わると,どうすると思われます???

 実際に見せてもらったのですが,自宅の窓からほうり投げられるのですよ~~~.
 私が見たのは三階の窓からでした.

 もちろん危険です!

 ツリーと一緒にお菓子も降ってきて(ツリーにキャンディーがついている)子どもたちは,それを拾って食べるんですって!
 昔は,クリスマスが終わると,道路にツリーがいっぱい落ちていたのだそうです.今は社会問題になり,投げたあとは,駅など回収場所に運ばないといけません.でも時々,道端に落ちているツリーや軒にひっかかっているツリーを見かけました!

 まさか~こんな話は,先生のブログに載ることはありませんよね??
 うふふ.安心して書けます.

★Aさんは甘い! つくづくまだ子どもだと思います.私が「へ~ぇ,面白い!」と感じたことをブログに載せないなんて,絶対に有り得ないことに気づかないんて.Aさん!早く大人になりなさいねって,思っています.
                         

《その3》国際間インターネット・セラピーのための実験 スエーデン&日本 [ネット・セラピー,ネット・セミナー]

★ここで私たちが行おうとしたことは,Aさんのコラージュ作品を「美術的作品」として捉えて美術鑑賞的視点で観て感想や意見を言い合うことではなく,国際的にも一般的に認められている臨床心理学の中の深層心理学的知見を基に,投映法心理アセスメントの一技法としての「コラージュ法」の対象コラージュ作品として捉えて参加者全員でコミュニケーションを図り,Aさんの作品創作時の『こころの様子』について相互理解を深めようということでした.

★それはコラージュ療法について優れた研究業績を残されてきた(もちろん,今も残され続けています)近喰ふじ子先生が資料で,
 「~コラージュが,医療・臨床現場で用いられるようになった.アメリカ・カナダでは,作業療法に,イギリスでは家族療法や精神分析的心理療法の中の集団芸術療法の一手段として利用されている.そのどちらも継続の形をとらずに単発で行われている.日本においては,一連の療法として継続して行われている.
 また,日本ではコラージュ療法として知られるが,諸外国では,コラージュ療法と言っても通じない.コラージュ技法,コラージュ法で心理療法における心理アセスメントの一手段である~

 ~コラージュ作品というものには,無意識がそこに表れているのではなく,前意識が表れている.コラージュセラピーで求められるのは,前意識から無意識的なものにきづかせ,そこからクライエントを変容させていくことである.
 そのためには,『ただ作品を作っていくだけでは,治療にならずクライエントはよくなっていかない.クライエントに刺激を与えるメッセージを一言,伝えることが治療者には要求される(このクライエントに刺激を与えるセラピストからの一言のメッセージが,美術鑑賞的な視点による褒め言葉ではないことは当然のことです).それが刺激となり,前意識から無意識への気づきへとつながり,自分自身を変えるということにつながっていく』」
 と述べられている通り,臨床経験上,絶対に必要な過程だからでした.

 従ってそのクライエント←→セラピスト間における遣り取りを,インターネット・セミナー的に行うことができれば当然,インターネット・セラピーでも可能で,それを遠く離れた北欧と日本間で行ってみようという実験だからです.

★AさんからEメールの添付ファイルで送られてきていたコラージュ作品は,緑色の台紙に10点のピース(切り抜かれた紙片)が貼られていました.
 そのうち6点が直線で切り抜かれた長方形のピースで,3点が丁寧な輪郭切りでのピース,1点がブレスレットのような丸いピースでした.
 ちなみに丁寧な輪郭切りのピース3点のうち1点は「湯飲み茶碗に日本茶が入っているもの」で,台紙の中央やや左側で,茶碗の約3分の1が台紙の上の辺からはみ出すように貼られていました.
 また他の2点は,台紙の右下側に貼られた直線切り長方形のピース「森の中にある水辺」を下敷きにし,その上に貼られた「アーチ状のゲート」,そのゲートから出てきたような位置に貼られた「そりを引くトナカイ」でした.

 なお,その他の特徴は,全てのピースが整列型(台紙に貼られた各ピースが,斜めに貼られているものがなく,ピース内容の天地関係・左右関係がそのまま台紙の天地関係・左右関係と完全に一致している状態)に貼られていた,という点でした.

★Bさん「輪郭切りの『お茶が入った湯飲み茶碗』が台紙から大きくはみ出しています.しかも直線切りの長方形ピース2点を下敷きにしています.……ということは,Aさんのこのピースへの思い入れは,他のピースへの思い入れより強い可能性が高いということだと思いますが,その点について,何か思い当たることはありますか?」
 Aさん「はい,あります.実はピース自体は見た通り,日本の茶碗ではなく中国の茶碗と中国のお茶です.でも気持ちは日本の湯飲み茶碗と日本茶のつもりで貼りました.日本茶が飲みたいなぁ~という気持ちが強く働いていました」
 Dさん「日本茶は余り飲めないのですか? 売っているところはないのですか?」
 Aさん「いえ,飲もうと思えばいつでも飲めますし売っている店もあります.ただ,なるべくスエーデンに来た以上,スエーデンの中での暮らしをしようということで,日本茶を飲まないよう心がけた生活をしています.そのため余り飲まないので,このピースを見つけたことが刺激になって,日本茶が飲みたいなぁ~という気持ちが強く働いたように思います」
 私「でもこの位置に貼られているところを見ると,実際には飲まずになるべく飲みたい気持ちを抑えて,スエーデンの中での暮らしを心がけ続けている可能性が高い,ということでしょうか?」
 Aさん「はい,その通りです.今でも我慢しています」
 
 Bさん「台紙の右下側に貼られた長方形の森の中の水辺を下敷きにして貼られた『アーチ状のゲート』と,ゲートから出てきたような『そりを引くトナカイ』が丁寧な輪郭切りにされていますが,この辺りのことについては何か~?」
 Aさん「実はこの作品は12月初旬の頃に創った作品で~」
 ……といった感じの遣り取りが続いていきます.
                         (つづく)

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《続》国際間インターネット・セラピーのための実験 スエーデン&日本 [ネット・セラピー,ネット・セミナー]

★実はストックホルムからの参加者AさんのSkype経験はまだ約2ヶ月,しかもそれまでのパソコン能力は,添付ファイルつきEメールの送受信ができる程度の状態でした.
 福岡からの参加者CさんのSkype経験は,この「国際間インターネット・セラピーのための実験」に参加するためにヘッドホンマイクを購入し,Skypeをダウンロードしたという“ほぼ初体験者”でした.
 東京からの参加者Bさんは,元々私のインターネット・セミナーの受講生なので問題なく,もちろん助手のDさんも元々日本心理臨床学会第28回全国大会でSkype電話会議システムを用いたインターネット・セラピー事例,『うつ病夫妻とインターネットを用いたクリエイティヴ・セラピー(創作療法)~有効だったクライエント夫妻とセラピストとの三者間のパソコン画面で同時共有されたコラージュ作品等』を共同発表していたくらいですからSkype経験上は何も心配はありませんでした.

★ただ,私たちのセラピーオフィスで行っているインターネットを用いたセラピーやセミナーは,クライエントの方々もセミナー生の方々も,そしてもちろん私たちセラピストも日本国内で生活している訳で,通信状態とか時差関係を気にする必要は全くありません.
 それに対して今回の実験は,初めて,しかも時差8時間という日本&スエーデン間で行ってみようという実験でした.
 Skypeは現在,1対1で行う通信通話の場合,肉声同士で行う直接会話に近い明瞭さが確認できていました.
 ただ電話会議システムを使って一度の多数の人が参加した場合,ノイズが入ったり通信が途切れたりすることが有り得る,ということを“いつもSkypeを使っているパソコン教室のインストラクター”から聞いていました.

★時差8時間という遠距離間を含む5カ所5者間でのSkype電話会議システムの通信通話状態は,大丈夫だろうかという不安を抱えながら,グリーン色の受話器マークをクリックすることになったのでした.
 ※:参加者5名のパソコンのインターネット接続状態は,4名が“光接続”で1名が“ADSL接続”でした.

★私のパソコンのSkype電話会議システム画面に表示されているAさん,Bさん,Cさん,Dさんそれぞれのグリーン色の受話器マーク踊るような動きをし始め,呼び出し音が鳴ります.
 「はい,Aです.こんにちわ.今,日本では今晩わですね.ストックホルムの冬は想像以上に寒いです」
 「はい,Dです.こんばんわ.皆さんお久し振りです」
 「Bです,こんばんわ.D先生,本当にお久し振りです」
 「Cです,こんばんわ.D先生,お元気ですか?」
 全員から聞こえてきた声は,まるで直接会って話し合っているかのような,すごく明瞭でノイズも全くない綺麗なものでした.
 よし,これなら大丈夫! 実験は順調に~,と一安心したのでした.
 それと同時に助手のDさんが,いかに他の参加者から慕われているかを実感することになった瞬間でした.
 Dさん挨拶する参加者の声の響きが,それを伝えていました.

★私は皆が交わし合う挨拶が終わるのを見届けると,
 「じゃぁ,実験を始めましょうか.それではまずストックホルムのAさんのコラージュ作品をパソコン画面に出して下さい」
 「はい,出しました」との全員の声.
 「ではAさんに,何もお尋ねしない状態でこのコラージュ作品を分析を試みた場合,“目隠し分析”といって正確さが欠けたものになります.“目隠し分析”の欠点を防ぐためにAさんにいろいろお尋ねしながら進めていきたいと思います.皆さん,始めて下さい」
 「宜しくお願いしま~す」とAさん.
                         (つづく)

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国際間インターネット・セラピーのための実験 スエーデン&日本 [ネット・セラピー,ネット・セミナー]

★2010年1月12日火曜日午後8時~午後9時30分までの90分間,スエーデンのストックホルム(スエーデン時間では12日正午~午後1時30分まで)と日本との間でインターネットのSkype電話会議システムを使った国際間セラピーのための実験をしてみました.

★参加者は,
①《ストックホルムから》ストックホルム留学中の精神科医師の夫の健康管理のために,はるばるスエーデンまで付いて行ったという愛夫家のAさん.Aさん自身も数年前まで某女子大学大学院臨床心理学専攻修士課程でコラージュを研究テーマにしていたという,コラージュ療法については造詣の深い方です.
 現在,津田塾大学千駄ヶ谷キャンパスで毎月1回行っている「創作コラージュ療法セミナーや事例検討セミナー」の前身にあたる,私の昔のセミナー出身者です.
②《東京から》お茶の水女子大学大学院後期博士課程で博士論文用の研究に取り組んで悪戦苦闘中の,私のインターネット・セミナー受講生のBさん.明晰な頭脳と繊細な神経の持ち主で,どちらかというと大和撫子型.これでもう少し行動力が身についたら,つまりナデシコジャパン型になれたら「鬼に金棒!」といった優秀なセラピストです.
③《福岡から》九州大学大学院後期博士課程で博士論文用の研究に取り組んで,Bさん同様やはり悪戦苦闘中のCさん.放送大学心理臨床研修会の継続研修で私から投映法心理アセスメントや創作コラージュ療法を学んだ方ですが,元々ナースとして優れた方で,九州大学大学院が文部科学省から臨床心理士を目指す方用の専門職大学院として初めて認可された時の入学試験でアッサリ合格したという才女です.
④《浦安から》千葉県精神保健福祉センター,東京都教育委員会スクールカウンセラーなどを経て現在,神田外語大学メディカルセンター相談室,千葉看護専門学校カウンセラーを兼任している私の助手のDさん.
 Dさんは,私が腰を痛めた時に荷物を持って頂いて一緒に歩いていたら,すれ違う人の冷たい視線が私に集中した(か弱そうな女性に荷物を持たせて手ぶらで歩いて平然としている呆れ果てた男を見る眼)ような見かけの女性なのですが,東京都のスクールカウンセラーとして最初に赴任した時の中学校は“校内の廊下をバイクが走り,ある教室の担任の先生などは生徒に殴られて前歯が数本折れてしまったり……,といった荒れた状態"で,多くの臨床心理士が尻込みしてしまうような中学校だったにも関わらず引き受けて就任したという芯のある方です.
 もちろん赴任後,平安な中学校に変わったという,極めて優秀なセラピストです.
※:Dさんは,このブログを読んでいる可能性があります.従って私としてはこの際,「何かを棒です~りすり! つまりゴマスリ」に徹しておくに超したことがない訳で,このような紹介になりました.
⑤《実験の主催者》それに,私の合計5カ所5名でした.

★時間的な条件,地理的な条件,そして何より実験目的からして全員自宅のパソコンに向かって開始しました.
 Skype自体は機能上,Skype上でコラージュ作品の送信も可能なのですが,実験目的は国際間におけるインターネット・セラピーのための実験です.つまり,パソコンやインターネット関係の知識や操作方法について,なるべく初歩のレベル,使い慣れている方法の範囲内で行いやすい方法をということで,コラージュ作品の送受信はSkypeの機能を使わず,前もってEメールの添付ファイルを使って送り合っておくことにしました.
 そして各自パソコンのデスクトップなど,すぐに作品を呼び出せるところに保存の上,Skype電話会議システム主催者つまり司会者の私からの呼びかけによって開始するという手順に従って開始しました.

★Skypeを使ったことがある人には改めて説明しなくてもお分かりのことと思いますが,Skype画面を立ち上げると,Skype電話に応じられる状態,つまり私の方から呼び出しをかければ通話できる状態の方の名前の所がグリーン色になっています.
 ストックホルムのAさん,東京のBさん,福岡のCさん……,参加者全員の名前の所がグリーン色になっていました.
 さあ,これからインターネット・セラピーのための実験開始です.
 Skype電話会議システム呼び出しです.
                         (つづく)

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