So-net無料ブログ作成
検索選択

(社)日本創作療法学会 投映法アセスメント&創作コラージュ療法名古屋公開体験セミナーのご案内 [心理アセスメントとコラージュの投映法分析]

★ (社)日本創作療法学会では2012年9月17日(月・祭)9時30分~12時30分,名古屋市のIMYビル6階第2会議室において『投映法アセスメント&創作コラージュ療法セミナー』を開催することになりました.

★ ワルテッグ・テスト&コラージュ創作実習(分析法を含む),同左を用いた実際事例を取り上げて実践法の解説と質疑応答が予定されています.

★ 鉛筆(4B),消しゴム,不要の雑誌類2~3冊,糊,鋏をご持参下さい.

★ 参加費は3千円です.資料用意の都合上,前もってメールでお申し込み下さい.

★ 申込先:gakkai(at mark)creative-therapy.jp (at marku)を@に替えてご送信下さい.

★ なおセミナー開催日は,愛知学院大学での(社)日本心理臨床学会全国大会最終日の翌日です.

★ またIMYビル(名古屋市東区葵3-7-14 Tel 052-930-3922)は,JR名古屋駅から3つ目のJR千種駅下車,地下通路で地下鉄東山線千種駅1番出口へ回り徒歩約2分,地下鉄桜道線車道駅下車3番出口徒歩約1分という便利なところです.

★ 詳細は,(社)日本創作療法学会のホームページ,
http://www.creative-therapy.jp/gakkai/ の,更新情報 → お知らせのページ → 【名古屋体験セミナーのご案内】をクリックしてご覧下さい.

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:資格・学び

一般社団法人 日本創作療法学会シンポジウム&セミナー お茶の水女子大学本館306大講義室 [(社)日本創作療法学会]

★ 7月1日(日)にお茶の水女子大学本館306大講義室で行われた(社)日本創作療法学会のシンポジウム&セミナーが無事に終わりました.

★ 関西からお弟子さんの大学院生を連れてご参加くださいました追手門学院大学教授の橋本秀美先生(教育学博士:臨床心理士),また昼休みに挨拶にお越しくださったお茶の水女子大学教授の三輪建二先生(教育学博士)をはじめ,ご参加くださいました皆様方に心から感謝です.

★ (社)日本創作療法学会で会員が集う次の行事は,2013年3月3日(日)=会場:お茶の水女子大学本館306大講義室=での研究大会とセミナーです.

★ その研究大会について,常葉学園短期大学准教授の小野田貴夫先生からは,「早く実行委員会を立ち上げなければ間に合いませんよ」といったご意見も頂きました.

★ プレッシャーに押しつぶされそうですが,会員の皆様方とご一緒に,慌てず急がず着実に準備を進めていきたいと思っています.
 
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:資格・学び

NPO法人日本ホリスティック医学協会認定指導士研修会「ストレスケア講座」 [クリエイティヴ・セラピー]

★ 生活習慣病の未病,予防を図ることによって健康でより良い生活を目指しましょう! といった活動を続けているNPO法人日本ホリスティック医学協会から,同協会認定指導士研修会「ストレスケア講座」の中でクリエイティヴ・セラピー実習を行って欲しいとの依頼を受けました.

★ 開催日時:2012年6月10日(日)14時00分~16時50分.
★ 開催会場:(財)お茶の水総評会館

★ 詳しくは,NPO法人日本ホリスティック医学協会のホームページ,
   http://www.holistic-medicine.or.jp/ のトップページの,「協会からのお知らせ」内にある……,

★ 「クリエイティヴ・セラピー(創作療法)~こころを映す鏡の世界」をクリックしてご覧下さい.

★ なお同協会認定指導士以外の方も受講できるようですが,ご受講頂ける場合は当日,切り抜いても構わない雑誌類2~3冊,糊,ハサミをお忘れなく!

★ それにしても生活習慣病の未病・予防のための活動を促進している同協会の認定指導士研修会ということは,本来,私のようなお腹周りの人は生活習慣病の危険が大なので,もっと膨らみを減らしましょうね! と指導している人たちの集まりですよね?

★ 困ったなぁ~!
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:資格・学び

放大心臨研創作コラージュ療法&自律訓練法研修班1日体験実習会が終わりました. [放送大学心理臨床研修会]

★ 放送大学心理臨床研修会が10数年に渡って続けている『創作コラージュ療法&自律訓練法研修班1日体験実習会』がお茶の水女子大学本館306大講義室で行われました.

★ この4月1日付けて新たに5名の会員&会員BOが臨床心理士として登録されるなど,皆さんの勤勉振りには本当に頭が下がります.

★ ただ今年の『~1日体験実習会』では,残念に思うこともありました.

★ 先輩会員たちが10年以上に渡って続けてきた,そしてこの研修会の設立時以来のルールでもある「昼食は全員講義室内で摂って,会員相互の交流の場として親睦を深め,先輩会員は後輩会員の学習相談などにあたる」を守らない会員が現れ始めたことでした.

★ 自分たちが入学したばかりの新入会員だった頃に,先輩会員たちに,どのような接し方をしてして頂けたかをよく思い出し,先輩会員としての役割を担って頂きたいものです.

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:資格・学び

2012年度放送大学心理臨床研修会(会場=お茶の水女子大学本館306号) [放送大学と臨床心理&カウンセリング]

★ 2012年度放送大学心理臨床研修会の開催日時が決まりました.

【創作コラージュ療法&自律訓練法実習研修班=毎回10時30分~16時30分】
★ 会場=お茶の水女子大学本館306号(茗荷谷駅から徒歩約6分).
★ 2012年
4月15日(日)=体験実習会を兼ねます. 6月24日(日)=定例研修会.
8月26日(日)=定例研修会. 10月14日(日)=定例研修会.
12月23日(日)=定例研修会.
2013年
3月 2日(土)=定例研修会.

【来談者中心療法ロールプレイ研修班=毎回10時00分~13時00分】
★ 会場=お茶の水女子大学本館306号(茗荷谷駅から徒歩約6分).
★ 2012年
5月13日(日)=定例研修会. 7月 8日(日)=定例研修会.
9月23日(日)=定例研修会. 11月25日(日)=定例研修会.
2013年
1月13日(日)=定例研修会. 3月10日(日)=定例研修会.

【統合主義的カウンセリング・ロールプレイ研修班=毎回14時00分~17時00分】
★ 会場=お茶の水女子大学本館306号(茗荷谷駅から徒歩約6分).
★ 2012年
5月13日(日)=定例研修会. 7月 8日(日)=定例研修会.
9月23日(日)=定例研修会. 11月25日(日)=定例研修会.
2013年
1月13日(日)=定例研修会. 3月10日(日)=定例研修会.

※:詳細は1月10日以降に,下記放送大学心理臨床研修会のホームページをご覧下さい.
     http://www006.upp.so-net.ne.jp/shin-rin-ken/  
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:資格・学び

日本創作療法学会が設立されました. [(社)日本創作療法学会]

★ 2011年11月3日文化の日,津田塾大学千駄ヶ谷キャンパス津田ホールにおいて『日本
   創作療法学会設立総会』が開催されました.

★ 設立総会では会則の採択,役員の選任,今後の活動方針・運営方法などの承認がなさ
   れました.

★ 選任された役員は以下の通りです(敬称略・常任理事までをご紹介します).

  ☆名誉理事長兼顧問
    医学博士:臨床心理士  橋口 英俊
    東京家政大学名誉教授 元聖心女子大学教授
    その昔,筑波大学大学院で杉浦京子氏がコラージュ療法に関する修士論文をまとめ
    た時に指導に当たられた知る人ぞ知るコラージュ療法指導界の大御所の先生です.
  ☆理事長
    臨床心理士   櫻井 眞澄
               NPO法人日本クリエイティヴ・セラピスト(CT)協会理事長
  ☆常任理事
    臨床心理士   上岡 靖之
               法務省横浜保護観察所保護観察官
    臨床心理士   桜井まち子
               千葉看護学校,神田外語大学メディカルセンター
    医学博士:臨床心理士    橋本 泰子
               桜美林大学名誉教授,元文教大学教授
    教育学博士   橋本 秀美
               追手門学院大学教授
    認定正CT    丸林 惠造
               NPO法人日本クリエイティヴ・セラピスト(CT)協会副理事長
    臨床心理士   芳田 茂樹
               大手前大学准教授

★ 日本創作療法学会に興味をお持ちの方は,下記ホームページをぜひお訪ね下さい.

               http://www.creative-therapy.jp/gakkai/ 
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:資格・学び

日本カウンセリング学会第44回大会でのポスター発表と國分康孝先生 [コラージュ療法&創作コラージュ療法]

★ 私が講師役を承っている放送大学心理臨床研修会新潟の有志メンバー5人が,上越教育大学で行われた日本カウンセリング学会第44回大会で共同ポスター発表をしてきました.

★ タイトルは『うつ病や抑うつ状態の不安悪循環を防ぐカウンセリング法研究』,副題は『クライエントと理解が共有できる「創作コラージュ療法」事例を通して』でした.

★ 共同ポスター発表はまず小論文の冒頭で,
 『うつ病や抑うつ傾向のクライエント(以下Clと略す)の多くは,「①症状そのものによる苦しみ」,「②快復見通しがはっきり立たないことによる,不安からくる苦しみ」といった二重苦を併せもっている.
 その結果,不安からくる苦しみが症状を悪化させ,それがまた不安を募らせ更に症状を悪化させるといった悪循環が繰り返されることが多い.
 本研究はClにも理解できる創作コラージュ療法を用いることによって,そのような悪循環を断ち切りながら症状の改善や課題解決を進めるカウンセリング法の研究に関するものである.
 つまり,カウンセラー(以下Coと略す)だけでなく,Clにも理解し易いコラージュを心理アセスメントやカウンセリングに用いることにより,不安を軽くしながらClの症状改善・課題解決に寄与しようとするものである』
……と,その発表目的を述べることから始め,その後,事例を紹介しながら創作コラージュ療法を用いてのカウンセリング法を解説するといったものでした.

★ 共同ポスター発表には,自分の発表をそっちのけで説明を聞きに来て下さった大学院生の方から,「分析はねぇ~」と批判的な立場で議論をしにきた方まで色々な方々にお越し頂いたそうです.

★ 前者のような方はともかく,後者のような方が未だにいらっしゃることには,本当に残念に思わざるを得ません.

★ 心理臨床やカウンセリングの世界は『机上論や空想論』で成り立っている学術領域ではなく,『臨床現場やカウンセリング現場で役立てることを前提に研究が進められている実践的学術領域』だからです.

★ 私たちはその昔,ナタリー・ロジャーズの表現アーツ・セラピーを学び実践を始めました.

★ その後,より有効なアート・セラピーを志向してコラージュ作品の「分析も行う」創作コラージュ療法にたどり着きました.

★ 従って非分析派のコラージュ療法も,分析派のコラージュ療法も経験した上で,「分析も行う」方が善いという結論に達しました.
※:正しくは,分析しフィードバックした方が善いClの方には分析を行い,分析してフィードバックしない方が善いClの方には分析をしない,というのが私たちの立場です.

★ 私が識る限り,はじめから「分析はねぇ~」と否定的に論戦を挑んでこられる方は,そもそも分析したことも,分析技法を研究したことも全くない方がほとんどです.

★ はじめから「分析はねぇ~」といった議論を挑んでこられる方,私が心から尊敬している数少ない先生の一人でもある元日本カウンセリング学会会長の國分康孝先生が,日本カウンセリング学会報59号リレー・エッセイ:『新米カウンセラーであったころ』にお書きになった記事を,日本カウンセリング学会員ならお読みになっていらっしゃると思うのですが,どのような感想をお持ちになったのでしょうか?

★ 國分康孝先生の『新米カウンセラーであったころ』:【ロジャーズかぶれ】
 私は二十代のある時期,ロジャーズに心酔していたことがある.
 そんなある日,ある母親からこんな相談を受けた.
 「私には12歳の子どもがいます.しかし,ある病気のために20歳までしか生きられないのです.母親の気持ちとしては,わがまま放題にさせてやろうという気持ちと,きちんとききわけのよい子に躾けるべきかという気持ちが相闘っています.私はどうすればよいでしょうか」
 私は「どうすればよいか迷っておられるわけですね」といった類の応答しかしなかった.
 その母親が立ち去ったあと私は罪障感を持った.人がはるばる来訪されたのに,何のたしにもならない面接だった,と.
 そこで私は師匠の霜田清志先生まで出かけていった.
 「こういう場合は何と答えるべきだったのでしょうか」と.
 霜田先生はこう教えた.
 「國分君,そういう問題は心理学になじまない問題である.君の人生哲学を丸出しにして答えたらよいのだ」と.
 これがその後私が,実存主義や論理療法や仏教など思想,哲学に関心を持つようになったきっかけであった.
 今考えてみると,当時の私は理論中心のカウンセラーであった.
 理論に人を当てはめようとしていた.
 クライエントに合う理論や方法を選ぶという老婆心がなかった.
 来談者中心という美名のもとに理論中心の面接をしていた.
 こういうにがい思いがあったので,その後アメリカに留学したとき,ためらいもなく折衷主義・統合主義をとり入れて自分のカウンセリング・モデルをつくることにしたのである.
 特定の理論を信奉することによって,クライエントに心ならずも交差的交流をしてしまったことにこりた私は,理論志向のプロフェッショナル・アインデンティティ・(例;フロイディアン,ロジャーリアン,ラショナルセラピスト)はとらなかった.
 カウンセリング・サイコロジストが今の私のアイデンティティである.

 

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:資格・学び

「死の町」から「再生の町」へ ……理解できないマスコミの報道姿勢 [諸々の疑問]

★ 2011年3月11日以前には活気にあふれていた町が,一人もいなくなってしまった状態を最適な言葉で表現するとしたら,それはやはり「死の町」のように思います.

★ いったい全体,「死の町」と表現したことの,どこが悪いのでしょうか?

★ 「休んでいる町」とか,「眠っている町」とでも言うべきだったのでしょうか?

★ 天災といった側面だけではなく,人災といった側面もあって「死の町」にしてしまったからこそ,何としてでも人の力で「再生の町」にしなければならないのです.

★ この頃のマスコミは,言葉尻をとらえては針小棒大に報道し,騒ぎ立てることしかできない記者ばかりが揃っているようで,非常に残念に思います.

★ これは,知識丸暗記型の受験競争を勝ち抜いてきた者を記者として採用し続けてきた有力報道機関の弊害かも知れません.
 
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:資格・学び

島田紳助氏の引退と更正,公務員の守秘義務,マスコミの正義について [諸々の疑問]

★ 2011年8月23日22時から,島田紳助氏が暴力団と親交があったとの理由で引退するとの記者会見が行われました.

★ マスコミ各社によると,「紳助氏は2005年6月から2007年6月頃までの間,暴力団関係者との間に一定の親密さをうかがわせる携帯メールのやりとりがあった」とのことでした.

★ ちなみにその携帯メールや伸助氏が暴力団関係者に宛てた手紙,家族と一緒に写った写真などは,大阪府警が2007年に『伸助氏とは無関係の容疑者を逮捕した際の捜査過程で,その容疑者の家宅捜索をして明らかになったもの』とのことでした.

★ つまり伸助氏と暴力団関係者との関係を示す情報は,大阪府警の誰かが,地方公務員法第34条「職員は,職務上知り得た秘密を漏らしてはならない.その職を退いた後も,また,同様とする」との守秘義務違反によって明らかにされた可能性が高いということになります.家宅捜索は,民間人は行わないからです.

★ 私は伸助氏の暴力団関係者との交際を由とするものではありませんが,マスコミ各社のまるで魔女狩りを連想させるような報道姿勢には疑問を感じざるを得ません.

★ まず,① 大阪府警関係者の守秘義務違反は不問ということで宜しいのでしょうか? また,② 2007年6月頃までのことより,2007年6月~現在までを調べてから報道する姿勢が必要とは思えないのでしょうか?

★ 特に②について,例えばどんな刑事裁判においてでも,判決にあたっては被告の更正可能性が検討されます.伸助氏が2007年6月まで暴力団員と親交があったとしても,その後現在まで4年以上に渡って親交を断っていたとしたら,私は更正していると判断して不問にするのが社会正義ではないかとも思えてなりません.

★ ちなみに公務員を採用する際の条件を定めた国家公務員法第38条第3項と地方公務員法第16条第3項は,「懲戒免職の処分を受け,当該処分の日から2年を経過しない者」の公務員としての採用を禁止しています.つまり3年目以上であれば,懲戒免職のような重い罰を受けた者でさえ過去を不問にして公務員に採用しても善い,と定めているのです.

★ 論評者の中には,伸助氏は今回の問題だけなら引退する訳がないので,実際にはもっと重大な問題を隠しているはずだ,と指摘している者もいます.

★ そうかも知れません.ただしかし,もしそうだとしても,それはそのようなことが明らかになった時に判断すれば善いことで,私は単なる推測しかできない段階で,推測によって「他人の人生に介入」すべきではないように思えてなりませんが如何なものでしょうか?

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

国際ロールシャッハ&投影法学会 第20回日本大会 [心理テスト]

★ 国際ロールシャッハ&投影法学会第20回日本大会大会長の中村紀子先生からのお誘いにより,同大会に参加してきました.

★ 私の参加目的はロールシャッハより,最近欧米で開催される国際的学会でヴァルテッグ・ツァイヒェン・テストに関する発表を活発にされているローマ大学教授のDr.Alessandro Crisi に会うことでした.

★ 彼が,日本でヴァルテッグ・ツァイヒェン・テストを臨床実務で実際に使っている研究者を紹介して欲しいと大会長の中村先生に依頼してきたそうで,その結果,中村先生から私に紹介したいとの声がかかったのでした.

★ 大会では彼を紹介され,私が持参した資料を提供し,彼の資料を受け取りました.

★ また彼の講演,「ワルテッグ描画テスト~スコアリングと解釈の新しい方法~」(The Wartegg Drawing Completion Test: A New Methodology of Scoring and Interpretation),および彼が登壇するシンポジウム,「治療的アセスメント結果の(セラピストとクライエント間の)共有によって,テストを生かす」(Bringing Tests to Life in Collaborative/Therapeutic Assessment)を聴講してきました.

※:彼は,「ワルテッグ描画テスト」ではなく,「ワルテッグ描画完成テスト」と名付けているようです.

★ シンポジウムのテーマは,既に15年以上も前から放送大学心理臨床研修会をはじめ,私が講師をしているセミナーで私も主張してきたことですので特に感想はありません.

★ 彼の講演については,スコアリングの基となる8つの枠(升・箱)の意味付けや解釈法の信頼性・妥当性はともかく,いずれ誰かが研究を進めるべきものと思いました.

★ 但し,8つの枠にあるツァイヒェンを含めた枠が表す意味,枠と枠との関係性については,あくまでイタリア文化圏内での使用を前提とした場合に限定されるものと感じました.

★ 例えば彼が,「この枠は女性を表し,この枠は男性を表す.またこの枠は,セックス面を表す」と解説した枠は,日本文化の中で育ち生活をしている多くの人たちには当てはまりません.

★ 日本では彼が女性を表すとした枠は,セックス面を表すとした枠と深い相互の関係性を示し,感情面における原因結果関係,刺激反応関係として表される場合が非常に多くなります.

★ 従って私が使っている分析法では,彼が女性を表すとした枠が原因または刺激となり,セックス面を表すとした枠が結果または反応として表現された時の中に,前者がセックス刺激,後者がセックス反応として表れる可能性がある,ということにしかなりません.

★ なお彼はこの他,統合失調症の描画,人格障害の描画,8つの枠全体を使って1つの絵画として完成させた描画を事例として紹介していました.

★ もう少し時間があれば,統合失調症急性期の描画(彼はただ統合失調症の描画と紹介,急性期の描画との査定は,私の査定)と重度発達障害の描画の見分け方,および事例として紹介した人格障害の描画を人格障害と査定した根拠(紹介のあった描画自体は,極めて感性的な方の描画というだけで,人格障害を表すほどのものではなかった.従って描画を前提に被験者との口頭での遣り取りを含めて人格障害と査定したはずなので,その遣り取りの説明が必要)の解説,8つの枠全体を使って1つの絵画として完成させた被験者との遣り取りの紹介があっただろうことを思うと,少し残念な気もしました.

★ ちなみに8つの枠全体を使って1つの絵画として完成させた被験者は,可能性として高いのは記憶の再現表現で,もしそうだとしたら「もう1回,別のものを描いて下さい」と教示して描かれた描画が査定の対象となり,記憶の再現表現でなければ被験者は何らかの課題に直面し,あるいは症状に苦しんでいる可能性が高いはずのように感じました.



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:資格・学び

性犯罪と更正医療・更正臨床心理:更正教育 : 韓国の「電子足輪」について [諸々の疑問]

★ 私の受講生に,某少年鑑別所勤務の臨床心理士がいます.そして今,レイプ加害者を担当しています.

★ また法務省保護観察官をしている別の臨床心理士受講生も,年賀状で「今年から性犯罪加害者の更正を担当することになりました」と書いてきました.

※:法務省は認知行動療法で対応しようとするのではないかと思いますが,私は性犯罪加害者のような場合は,むしろサイコドラマの方が有効のような気がするのですが如何なものでしょうか? 

★ 他にもかつて,国立精神神経センター(現在の,国立国際医療研究センター)で精神科医療の立場からレイプ加害者の更生医療に携わっていた受講生がいます.

★ 性犯罪加害者の再犯率は高く,約40%とのことです.それだけに性犯罪加害者を担当することになった方々は所属機関の違いに関わらず,一所懸命職務を全うしようとしています.

★ ところが最近,性犯罪加害者に対する更正行政について,一石を投ずる以下のような韓国のデータが知られるようになりました.

★ 韓国では2008年9月から,「性犯罪者(仮釈放も含む)や未成年の誘拐犯,殺人犯の各前歴者を対象に,裁判所の判断で最長30年『電子足輪』の装着を義務づける法律が施行されています.

※:『電子足輪』とはGPS携帯で,中央管制センターが常時装着を義務づけられた者の行動をチェックするというものです.重さ150g,完全防水,充電端末とセットになっているもので,装着を義務づけられた者が外したり故意に破損させたりすると7年以下の懲役,2000万ウォンの罰金が科せられます.

★ 効果は劇的でした.2008年9月から2010年11月までのほぼ2年間に810人が裁判所によって装着を義務づけられたのですが,その中で再犯者は僅か1人という結果が出たのでした.

★ つまり『電子足輪』の装着を義務づけなかったとしたら810人中,324人が再犯者になった可能性があったのですが,それが僅か1人,再犯率が実に約40%から0.0012%にまで下がってしまったのでした.

★ ここで留意しなければならないことは,仮に再犯者が324人いた場合,被害者は324人ではないということでしょうか.性犯罪加害者は1人で何件もの性犯罪を重ねる傾向が高いとされています.従って被害者の数は少なく見積もっても数倍以上になると思われるのです.

★ 性犯罪加害者に対する精神科医療・心理臨床・更正教育の意義って,いったい何だったのでしょうねぇ~?

★ 性犯罪再犯加害者による数多くの被害者を出し続けることを前提としながら,加害者の更正と取り組む行政の姿勢は,本当に正しいことなのでしょうか?

★ 思わず考え込んでしまう,韓国からのデータでした.  

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

日本臨床心理士資格認定協会主催:金沢臨床心理士研修の感想 [臨床心理士]

★ 2011年5月24日,日本臨床心理士資格認定協会から第66回研修会の案内が届きました.金沢市のKKRホテル(こころを込めたおもてなしの略=KKRなのだそうです)で行われた第65回研修会に参加した感想をと思っていながら,東北地方関東沖地震の影響や諸雑用に振り回されているうちにずい分な時が経ってしまいました.

★ という訳で,……今更という感じもするのですが,金沢市のKKRホテルでの研修会の感想です.但し,研修内容についての感想ではなく,専務理事の大塚義孝先生の講話についての感想です.

★ 講話の中でも,ある若い女性臨床心理士が海上自衛隊に採用されていて,一等海尉として任官している(大塚先生は「一等海尉」のような自衛隊の階級では分からない方がいらっしゃるだろうということか,「海軍大尉」という言葉も使って説明されていました)といった紹介についての感想ではなく,「開業の奨め」についての感想です.

★ 大塚先生は私に聞き間違いがなければ,臨床心理士に「開業の奨め」を説かれていました.

★ ただ私のような開業臨床心理士の立場からすると,臨床心理士として開業するためには,大学院を出て臨床心理士試験に合格するだけではなく,『開業後,経営・業務を続けられるだけの能力を開業前に身に付けている必要』が出てきます.開業してすぐに倒産するようでは,クライエントの方にも迷惑をかけてしまうからです.

★ ところがその能力を身に付けることは,実は簡単に開業を奨めて善いものかと思えるほど,今の日本では意外と大変なことなのです.

★ 臨床心理士で,世間で言ういわゆる一流総合大学の学生相談室長を永年勤め,定年退職を機に開業した方をお二人ほど知っていますが,お二人とも開業後数年を経た現在でも,経営が成り立っているとは言えない状態です.

★ つまり,いわゆる一流総合大学の学生相談室長を永年勤めた臨床心理士でも,開業臨床心理士として経営・業務を続けられるかどうかは,全くの未知数といった状態なのです.

★ まだ臨床心理士は,臨床心理士という資格名称だけでクライエントにお越し頂けるほど世間的評価を得ている訳ではなく,その経営・業務は概ね,無事終結した方々やそのご家族,お知り合いの方々からのご紹介で成り立っているのが開業臨床心理士オフィスの実情だからです.

★ 開業後,紹介をして頂けるような結果を残し続けられるかどうかにかかっているのです.

★ それが実情だとしたら,「開業を奨める」ためには,「開業に耐え得る能力を身に付けられる然るべき機関」を確保し,就職を勧めなければならないことになります.

★ そうすると,「開業を奨める」前に,まずは「然るべき機関への就職を勧める」べきということになるはずです.

★ 大塚先生の「開業の奨め」,私は「んん~ん!?」 といった感じで伺いました.  
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:資格・学び

放送大学 心理臨床研修会 カウンセリング・ロールプレイ日曜研修班 [放送大学と臨床心理&カウンセリング]

★ 『CT(創作コラージュ療法)&自律訓練法日曜研修班<会場=御茶ノ水女子大学>』に続いて~,

★ 『CRP(カウンセリング・ロールプレイ)日曜“基礎”研修班』と,『同“中級”研修班』<会場=御茶ノ水女子大学>とが5月から再開されることとなりました.

★ 『CRP日曜“基礎”研修班』は,故佐治守夫先生の「治療的面接」や,C.ロジャーズの「グロリアと3人のセラピストの中のロジャーズ編」,アメリカ心理学会臨床心理部会監修のビデオシリーズの中の,「来談者中心療法」などによる映像学習を併用しながら,2人一組になってのロールプレイを行っていく予定です.

★ 『CRP日曜“中級”研修班』は来談者中心療法ではなく,やはりアメリカ心理学会臨床心理部会監修のビデオシリーズの中の,「認知行動療法」,「ゲシュタルト療法」,「精神分析的心理療法」などによる映像学習を併用しながら,一組10名前後のグループによるロールプレイを行っていく予定です.

★ その他,元々私は統合主義(昔は折衷主義と呼ばれていた頃もあります)派のセラピストですので,その視点での対応法を含めて,実務に応用しやすいロールプレイになるようなアドバイスを行っていきたいと思っています.

★ 開催予定日は,5月8日(日),7月10日(日),9月11日(日),11月6日(日),2012年1月29日(日),3月11日(日)となっています.

★ “基礎”研修班は毎回,10時~13時です.また“中級”研修班は毎回,14時~17時です.

★ 他に,17時15分頃~19時頃まで,親切な先輩研修会員による「学習相談会兼懇親会」が毎回開かれています.場所は茗荷谷駅近くの飲食店で,参加費は参加者ご自身の飲食代実費です.

★ 興味をお持ちの方は,放送大学心理臨床研修会 shinri-2*kg7.so-net.ne.jp (*は,@に替えて下さい)宛にお問い合わせ下さい.

★ なお,放送大学心理臨床研修会のホームページは,http://www006.upp.so-net.ne.jp/shin-rin-ken/ です.詳細は,ホームページをご覧下さい.


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:資格・学び

蓮舫大臣の夫,落選の弁について [諸々の疑問]

★ 報道によると,蓮舫節電啓発担当相(43)の夫で目黒区議選(定数36)に出馬したジャーナリストの村田信之氏(44)=民主=が42位で落選したそうです.

★ 私は目黒区民ではありませんので,区議選は直接関係ありませんが,……それでも~

★ 報道によると村田信之氏は,一人で地元を回るうちに「蓮舫の夫ということすら知られてない」ことに気づいて,慌てて妻の顔写真をポスターに貼り始めたということです.

★ また落選後,報道陣の質問に「敗因は,蓮舫の夫ということが浸透しなかったこと」と述べられたということです.

★ 報道された内容が正しいとしたら,これって,候補者の姿勢としてちょっと変だとは思いませんか?

★ 私は国会議員であれ村会議員であれ,立候補者というものは,「やりたい政策があり,それを訴えて当選を目指す」ものだとばかり思っていました.

★ 従って敗因を問われたなら,「自分の訴えた政策が有権者の支持を得られなかった」と答えるか,「自分の訴えた政策が,(時間的制約などで)有権者に浸透しなかった」とお答えになるのが落選の弁だと思っていました.

★ それが……,「敗因は,蓮舫の夫ということが浸透しなかったこと」では,イヤハヤ何とも……?!?!?

★ 目黒区民の方々って,本当に聡明な有権者が多いということだったのでしょうね.


御茶ノ水女子大学での創作コラージュ療法&自律訓練法日曜研修:放送大学心理臨床研修会 [コラージュ療法&創作コラージュ療法]

★ 御茶ノ水女子大学の講義室をお借りしての,初めての創作コラージュ療法&自律訓練法日曜研修会を行ってきました.

★ 今回ご参加下さった方の最北の方は,秋田県からお越し頂いた独身でイケメンのA男さんでした.

★ また最南の方は,静岡県浜松市からお越し下さった大和撫子タイプのB子さんでした.

★ 遠くから,本当に有り難うございました.

★ 今回の研修会でご紹介させて頂いたコラージュの1つに,東北地方関東沖地震で被災された岩手県の方の作品がありました.

★ 私の受講生で,岩手県のスクールカウンセラーをされている方の作品なのですが,被災者の方の心情や今,置かれている状況などが非常に善く表れている作品でした.

★ そこで作者の方に,「ぜひ私の講座で紹介させて下さい」とお願いして快諾を頂くことができましたので,銀座ルノアール八重洲北口会議室での講座でのご紹介に続いて,御茶ノ水女子大学の研修会でもご紹介させて頂いくことにしたものです.

★ どちらの会場でも,受講生の方や研修生の方から,「貴重な作品を拝見させて頂けて,本当に有り難うございました」といった感想文を頂きました.

★ コラージュ作品のご紹介を快諾して下さいました受講生の方には,本当にこころから感謝しているところです.
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:資格・学び

福島原発 放射線が気になる人は,ビールを飲みましょう. できれば東北地方の地ビールを!

★ どうしても放射線が気になる方,ビールを飲みましょう.その際,できれば東北地方の地ビールを選んで下さい.

★ 独立行政法人 放射線医学総合研究所が下記のアドレスで,『ビール成分に放射線防護効果を確認:放医研・東京理科大の研究チームがヒトの血液細胞とマウス実験で実証:放射線防護効果は最大34%にも』 といったプレス発表をしています.

   http://bit.ly/gqo2Ea

★ 東北地方の地ビールが売れて,少しでも東北地方の経済活性化につながることを祈っています.

★ ビール党の皆様,ご協力を!
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

福島原発 放射線 英国のWeather Online Ltd.による放射性ヨード131の拡散予報について. [諸々の疑問]

★ 私の本務先での現在の仕事は,うつ病で失業中休職中の方々の職場復帰支援になるカウンセリングと,企業との提携によるうつ病予防活動などです.

★ 東北地方関東沖地震以後,ただでも不安定な精神状態にあるクライエントさんたちの不安(関東地方では,特に福島原発の放射線漏れ事故に対する不安)が高まっています.

★ 私たち臨床心理士にとっては放射線に関することは専門外なのですが,それでもクライエントさんたちは私たちにその不安を訴え,「大丈夫でしょうか?」と質問をしてこられます.

★ そこで私のセミナーの受講生の方で,茨城県東海村の原子力関係大手企業技術職(50歳代の専門家です.もし関東圏に住んでいる私たちが危険だったとしたら,個人的に「逃げた方がいいですよ」とアドバイスして頂けるような方のはずです)の方に,質問メールで問い合わせてみました.

★ ご参考までに,その時の遣り取りをご紹介させて頂きたいと思います.

★ お蔭で私は少しは自信を持って,クライエントさんの不安や質問にお応えできるようになりました.

★ AA様,こんにちわ.以下のようなメールが届きました.信頼できる方からのメールです.
  ただ私には,この英国の予報がどのような意味を持つものかよく分かりません.
  右側にある縦長のグラフも,単位の意味を読み取れません.
  AAさんならお分かりですか?
  なお「loop」をクリックすると,経時的変化も見られるそうです.

★ 【以下が,私に届いていたEメールの内容】

  気象庁は放射能拡散予報をIAEAに報告しているそうですが,それを国民に公表していません.
  英国のWeather Online Ltd.による放射性ヨード131の拡散予報です.
  エッ,こんなに?!と驚きます.
  公表したら,東日本は大パニックになるでしょうね.
http://www.weatheronline.co.uk/weather/news/fukushima?LANG=en&VAR=nilujapan1
  以上が,私が受け取ったメールの内容です.
  ご返事,どうか宜しくお願い申し上げます.

★ 【AAさんからのご返事のメールです】

  こんばんわ
  ご指摘の内容は、気象庁でも放射線拡散予測を、http://atmc.jp/jma/  で公表してます。
  もちろん英国リンクも貼ってあります。
  同HPには、以下のコメントもあります。
  「これらの計算結果は、IAEAの指定する放出条件に基づいて計算したものであり、いわば仮定に基づくものであって、実際に観測された放射線量等は反映されていません。当庁の同業務における計算の分解能は100km四方と、避難活動等の判断にとって極めて粗い分解能で行われているものであり、このため、この結果は国内の対策には参考になりません。国内の原子力防災については、緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)による試算結果が公表されています」


★ 放射線についてご心配されてるようなので、下記ページを参考にして個人的な考えを下記します。
http://www.cnic.jp/modules/radioactivity/index.php/11.html
====================================
=======================
ヨウ素-131は、ベータ線を放出して、キセノン-131(131Xe)となる。ガンマ線が放出される。

★ <生体に対する影響>
  ガンマ線は放出されるが、ベータ線による甲状腺被曝が大きな問題となる。
  10,000ベクレルを経口摂取した時の実効線量は0.22ミリシーベルトになる。
  ガンマ線による被曝は甲状腺以外におよぶが、その線量は小さい。
  外部被曝も考えておきたい。
  1mの距離に100万ベクレルの小さな線源があると、ガンマ線によって1日に0.0014ミリシーベルト(=1.4マイクロシーベルト)の被曝を受ける。
HPより
====================================
=======================

★ 私,AAの考えです。

 ① 英国のWeather Online Ltd.による放射性ヨード131の拡散予報はあくまで仮説の範囲であり、実測データを予測しているとは思われないことがポイントかと考えます。
 ② また、仮に事実としても、健康影響が報告されているベータ線は、アルミ箔1枚通過することができません。影響を受けるには直接、経口摂取又は吸引するしかないのです。
 ③ 尚、経口摂取の単位はBq/Kgです。単位が違うので拡散予想図(Bq/平方メートル)では全く参考にはなりません。
 ④ また、ガンマ線は10㎜の鉄板を通過しますが、X線(レントゲン)と同等と考えていいのではと思います。
 ⑤ ちなみに、ご指摘の放射線の拡散予測図で、赤い箇所が高いと思われますが、その値は1.7e×1000Bq/平方メートルです。(自然対数:e=2.71828・・)赤=4712Bq/平方メートルとなりますが、仮に1立方メートルしてさらに×100倍してもその空間に1KGの物質はないと思いますので、非常に小さな値であることがわかると思います。
   
★ つまり今後、福島原発に大きな変化が無ければ、あまり心配なさらなくてもよいかと考えます。

★★ この返信Eメールを拝読して,本当に安心できました.

★★★ それにしても,政府や保安院,東京電力の方々の説明は,どうしてあんなに分かり難いのでしょうか?

★★★★ まさか,わざと分かり難く説明しているはずはないと思うのですが…….


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

創作コラージュ療法&自律訓練法日曜研修班:放送大学 心理臨床研修会 [コラージュ療法&創作コラージュ療法]

★ 放送大学心理臨床研修会の「創作コラージュ療法&自律訓練法日曜研修班」が,2011年度は御茶ノ水女子大学(茗荷谷駅徒歩6分・護国寺駅徒歩7分)の講義室をお借りして行われることになりました.御茶ノ水女子大学の講義室をお借りしての研修は,15年以上続いている研修会としても初めてのことです.

★ この研修班のコラージュ研修の特徴は,
 ① マガジン法(参加者やクライエントの方に,コラージュ材料として使う雑誌やカタログ,チラシなどを持参して頂く方法)によるコラージュの創作実習.
 ② 投映法(投影法)心理アセスメントの一技法としてのコラージュの,投映分析法の基礎を研修.
 ③ コラージュを用いることによって社会復帰に成功した「実際事例のコラージュ作品」などを観ながら,その用い方を研修.
……といった内容になっていることです.

★ コラージュ療法には,「解釈や分析的なことを一切しない,すべきではない」と断言している学派も確かにあります.

★ ただ,クライエントさんのパーソナリティは元より,その置かれている状況,課題になっている問題,あるいは罹っている症状は千差万別です.

★ 従って実務を続けていると,主人公のクライエントさんにお目にかかる前から「(クライエントさんが作ったコラージュ作品について)解釈や分析的なことは一切しない,すべきではない」といった姿勢で臨むことは,本来,脇役のセラピストやカウンセラーの姿勢として如何なものか,ということに気づきます.

★ つまりクライエントさんを『十把一絡げのように同一』に捉えて,「~一切しない,すべきではない」といった姿勢で臨むのではなく,「一人ひとりのクライエントさんを『個性あるひとりの人』として実際に接した上で,最適な用い方を心がける姿勢こそがセラピストに求められる姿勢のはずということに気づきます.

★ そこで,「解釈や分析的なことをしない方が善いと思われるクライエントさんには『そのように! 接しましょう』」,また「分析して結果をフィードバックし,共通理解を深め合うことに役立ててセラピーを進めた方が善いと思われるクライエントさんには『そのように! 接しましょう』」といった接し方ができるようになるための基礎を研修していきましょう」,ということになるのです.

★ なぜなら上記のように,「分析の要・不要」に合わせたセラピーを行おうとしたら,どうしても『分析できるような研修』をしておかなければならないからです.

★ このような考えにご賛同下さり,興味をお持ち頂けた方は,下記の「放送大学心理臨床研修会」のホームページをぜひ一度お訪ね下さい.
  臨床心理士や臨床心理士を目指す方から,自己啓発目的の方まで,いろいろな方が一緒に楽しく研修している本当に希有な研修会です.

 『放送大学心理臨床研修会』(「~研“究”会」ではなく,「~研“修”会」です)で検索して頂ければお訪ね頂けると思います.



 



  
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:資格・学び

内閣府 記者会見 防災服 蓮舫 仕分け 東北関東大震災 福島原発  [諸々の疑問]

★ 防災服を着用しての内閣府の記者会見,見ていて違和感を覚えてしまうのは私だけでしょうか?

★ 被災地で泥まみれになって,あるいは本当に命がけで作業をしている方々が,その作業に適した防災服や防護服,作業服で臨んでいることは当然なのですが…….

★ 東北地方や関東の被災地へ出向いてスコップを握る訳でもなし,バケツリレーで泥水を運ぶ訳でもなし,……といった内閣府の方々まで,防災服で身を包む必要があるのでしょうか?

★ もし内閣府の方々が,被災地の方々や被災地で大変な作業に従事している方々との一体感・連帯感を示すために必要だというのなら,菅総理はどうしてサルコジ大統領との会談時に防災服を脱いだのでしょうか? 

★ 防災服のまま,サルコジ大統領との会談に臨むべきではなかったでしょうか?

★ 仕分けで活躍した蓮舫行政刷新担当大臣様.もし内閣府の方々が防災服を着用するように定めるような規則があるのなら,そのような無駄遣いは改めるべきだとは思いませんか?

★ 国の行政組織ような大きな組織になると,目には見えない無駄遣いもあるのではないかと思います.たとえ小さなことでも目に見える無駄遣いに気づかないような姿勢では,見えない無駄遣いに気づくことは不可能では? ……といった気がしてきてしまいます.

★ 見えない無駄遣いでもこころの目で見て気づき,改革していく蓮舫行政刷新担当大臣様の今後のご活躍,こころから期待したいと思います. 

高校野球 甲子園大会 自粛 ブラスバンド チアリーダー 経済活動の縮小 [諸々の疑問]

★ 高校野球春の甲子園大会が行われています.停車中のカーナビをテレビ画面にすると,元気に駆け回る野手,投げる投手,打つバッターを映し出しました.……球場内を観る限り,いつもと変わらない球児たちの姿がそこにはありました.

★ 車が動き始めると,カーナビはテレビ画面から地図画面に替わってラジオのように音声だけが聞こえるようになりました.……そこには聞き慣れた,いつもの甲子園大会の音声はありませんでした.

★ 報道によると,東北地方関東沖地震のため,ブラスバンドやチアリーダーによる応援を自粛しているのだとのことでした.

★ 私はこのブラスバンドやチアリーダーによる応援自粛について,2つの意味で疑問を感じています.

1) この頃はブラスバンド部員もチアリーディング部員も,野球部員とこころを1つにして甲子園大会を目指して頑張ってきているはずと思います.ブラスバンド部員やチアリーディング部員が甲子園で自校野球部員の活躍を応援したら,東北や関東の人たちは果たして不謹慎・不愉快と感じるのでしょうか? ……ブラスバンド部員やチアリーディング部員の応援自粛決定は,本当に気の毒に感じてなりません.

※:私は,もしブラスバンド部員やチアリーディング部員が甲子園大会での応援活動を認められていたとしたら,彼らはその喜びとエネルギーを募金活動などに替えて,後々おつりが出るほど貢献するように思われてなりません.


2) 私は経済の専門家ではありませんが,応援自粛決定によって少なくともブラスバンド部員とチアリーディング部員たちの甲子園球場への往復交通費,飲食代,宿泊代などがキャンセルで宙に浮いてしまいました. ……つまり,経済活動の縮小です.

※:今必要なことは,被災地以外の地区では少しでも経済活動を活性化させ,その力によって被災地の救援・復興にあたるべきことのように思われてなりません.被災地以外の地域では,心情的な自粛より,普段と同じような生活を心がけ,経済活動を活性化させ,その力で被災地の救援・復興にあたった方がベターのように思われてならないのですが,如何なものでしょうか?


備蓄石油は,いったい何のために備蓄されているのでしょうか? [諸々の疑問]

★ 政府は3月21日になって,ようやく石油元売り各社などに義務づけている70日分の備蓄石油のうち,既に出荷許可を出している3日分に加え,22日分の出荷許可を出したとのことです.

★ 政府の今更のこの決定に,正直なところ,??????? ……です!

★ そもそも備蓄石油とは,何の目的で備蓄されているものなのでしょうか?

★ 石油が必要となるような,“万一の非常時が発生した時に備えるため”のはずです.

★ 500年に1度とか,1000年に1度とも言われ,戦後最大の被害を受けるといった誰が見ても考えても“万一の非常時が発生している時”と思われる時に,そして東北を支える活動の中心地にならなければならない関東地方の活動が,ガソリン不足で混乱している時に,備蓄石油の出荷許可を3日分だけしかしてこなかった政府は,備蓄石油というものの存在意義を,いったいどのように捉えているのでしょうか?

★ そもそも万一の非常時に使わない備蓄石油など,備蓄する意味も必要もないはずです.

★ この非常時に,備蓄石油を活用しようとしなかった菅政権では,今後とも,あまり期待してはいけないということなのでしょうか?

織田信長・信忠父子の御分骨廟 瑞龍寺 本能寺 妙覚寺 廣誓寺 秘仏 [諸々の疑問]

★(財)日本臨床心理士資格認定協会主催,金沢臨床心理士研修の往路,
 富山県高岡市にある瑞龍寺に立ち寄りました.
 この寺は加賀百万石二代藩主前田利長公の菩提寺なのですが,私として
 はそのことより,境内に織田信長・信忠父子の御分骨廟があるということな
 ので立ち寄ることにしたのでした.

★私の知識としては,織田信長公は本能寺の変の折りに自害炎上し,明智
 光秀がどれだけ探してもその首級は見つからなかったはずでした.

★また織田信忠公は本能寺の変の折り,滞在していた妙覚寺から本能寺へ
 信長公の救援に向かい,その後,光秀軍と善戦後自害していますが,信忠
 公の首級も見つかっていないはずでした.

★それが,加賀百万石藩主の菩提寺に,信長公父子の御分骨廟があるとい
 うのですから,驚きと好奇心をかき立てられたのでした.

★前田家が信長公・信忠公の御分骨廟であるという以上,信長公,信忠公の
 ご遺骨の一部(分骨)が本当にあるのではないか,つまり,ご遺体は見つか
 っていたのではないか,という疑問からで出たものでした.

★残念ながら,その辺りの事情を伺いたかったご住職にはお会いできません
 でした.

★翌々日の帰路,瑞龍寺と同じ曹洞宗の廣誓寺をお訪ねしてご住職と歓談
 してきました.
 廣誓寺のご住職はまだお若い方なのですが, 「オテラート」= oterart =
 「お寺+アート」という新語を考案して,廣誓寺の中で音楽家を招いてコン
 サートを開いたり,陶芸展を行ったり,立川流落語会を催したりと,大変
 見所のあるご住職なのです.
 ※:余談ですが,ご住職のお姉様も,本当に綺麗で魅力あふれる方です.
 そのご住職に,「瑞龍寺では織田信長公・信忠公父子の御分骨廟について
 質問できなかったことが心残り」と伝えると,ご住職は,「では私からお尋ね
 して,後日ご返事をお伝えしましょう」と言って下さいました.

★本当に,有り難いご返事でした.
 ところが……,その後,ご住職に私は余計な質問をしてしまったようです.

★廣誓寺,戦国時代創建の由緒あるお寺で,30年に1度だけご開帳される
 という「秘仏」があるのです.
 最も新しいご開帳は9年前とのことで,そのご開帳の時,「秘仏」は少し傷ん
 だ状態だったとのことでした.

★それをお聞きして,私はご住職に「秘仏の存在意義」について2つの疑問を
 お伝えしてしまいました.
 1つ目は,「秘仏」が信徒の心の平癒のためにあるものなら,30年に1度開
 帳していたのでは信徒の役には立たないのではないか,といったことでした.
 2つ目は,「秘仏」が寺のためにあるものなら,30年に1度しか開帳できない
 状態にしていては,傷みを発見して修理,永代保存することが不可能になっ
 て却ってマイナスなのではないか,といったことでした.

★古くからの諺に,「口は災いの元」というものがあります.
 私のお伝えした疑問が,災いの元になってしまったようです.
 楽しみにしていた瑞龍寺ご住職にお教え頂いて,お伝え頂けることになって
 いた織田信長公・信忠公の御分骨廟についてのご返事が,まだありません.

★これからは,古くからの諺を,できる限り大切に守っていきたいとの思いを
 新たにした次第です.
 

金沢臨床心理士研修会:投映法(投影法)心理アセスメントと創作コラージュ療法の事例提供に行ってきました. [臨床心理士]

★去る2月12日(土)13日(日)の両日,KKRホテル金沢行われた(財)日本臨床心理士
 資格認定協会主催の臨床心理士研修会に事例提供のため金沢へ行ってきました.
 この研修会は臨床心理士の更新手続きに必要なポイントを付与する研修会で,参加者は
 全員,臨床心理士でした.

★提供事例のタイトルは『うつ病への不安と心理査定・心理療法過程』で,
 第1部 心理査定 
 WZT(ワルテッグ・ツァイヒェン・テスト)と,心理アセスメントとしてのコラージュ.
 第2部 心理療法過程
 上場企業管理職50歳代男性の,うつ病への不安と心理療法.
 ……といった2部構成でした.

★まず冒頭総論として,
 うつ病や抑うつ傾向のクライエントの方々の多くは,
 ①症状による苦しみ,
 ②快復見通しがハッキリ立たないことによる,不安からくる苦しみ,
 といった二重苦を併せ持っています.

 その結果,不安からくる苦しみそのものが症状を悪化させ,それがまた不安を募らせ
 更に症状を悪化させるといった悪循環が繰り返させることにもなります.

 この事例は,そのような悪循環を断ち切りながら心理療法を進めるために採られた
 心理査定・心理療法に関するものです.

 つまり,セラピストだけではなく,クライエントにも理解しやすい描画やコラージュを心理
 査定や心理療法に用いることにより,不安を軽くしながらクライエントの症状改善に寄与
 しようと行われている事例です.
 ……とその趣旨を解説しました.

★その後パワーポイントから印刷した配付資料やプロジェクター画面を併用しながら,
 うつ病失業中の30歳代男性,摂食障害で休学中の青年男性,うつ病で休職中の50歳代
 男性,……といった事例の①初回アセスメント時,②快復時臨界期,③終結時などに行っ
 た「星と波テスト」,「WZT(ワルテッグ・ツァイヒェン・テスト)」,「バウムテスト」,「心理アセス
 メントとしてのコラージュ」によるバッテリーの紹介へと進みました.

★そしてクライエントの方から観て,
 A)どのアセスメント・ツールを用いたら症状の回復過程が判りやすいのか,
 B)どのアセスメント・ツールが継続して使用できそうなのか,
 ……といった2点について,各ツール別にプロジェクターから映し出される画面を観ながら
 比較検討を加えていきました.

 ※:その結果WZTとコラージュとが,クライエントの方によって判りやすいツールということが
   明らかになります.

★そこで第2部の心理療法過程,
 『上場企業管理職50歳代男性の,うつ病への不安と心理療法』へと進みました.
 この事例は心理査定の部でご紹介した失業中,休学中,休職中といった事例ではなく,
 通勤しながら10年以上にわたって周期的に繰り返す抑うつ感と,このままの勤務を続けて
 いたら,うつ病になって大変なことになるのではないか,といった不安を抱いて苦しんでいる
 といった事例でした.

★まず主治医からの紹介内容,処方箋内容とクライエントの方の主訴,
 「今回の抑うつ感は今まで経験したことがないほど最も厳しく不安です.転勤願いを出すと
 出世コースを外されることになるが,それでも転勤願いを出すべきかどうかで毎日迷っています.
 ただ,できれば何とか現在の所で勤務を続けたまま抑うつ状態を脱したいのです」
 といったインテーク場面を解説します.

★その後,WZTと心理アセスメントとしてのコラージュを初回から終結時まで,経過順に紹介
 しながら各回のクライエントの状態およびその回その回の遣り取りを解説していきました.

★特にコラージュを心理アセスメント兼心理療法のツールとしセラピー過程で継続的に行って
 いくと,クライエントの方の作品は,「作業的姿勢(態度)での制作」→「感情の発散的姿勢
 (態度)での制作」→「創作的姿勢(態度)での創作」といった変遷過程をたどります.
 参加者の方々にはその様子を,よく観て頂けたと思います.








 



認知行動療法演習セミナー 《ソクラテス式問答法=ソクラテス的質問法》 [認知行動療法セミナー]

★ボストン大学の職員で,日本を含む各国からの留学生を対象とした語学指導や就学相談を職掌にしている人に,S.ビックリさんという方がいます.ビックリさんはボストン大学内での学生を対象にした仕事だけではなく,時々来日して早稲田大学や中央大学の学生・大学院生を対象にしたボストン大学留学のための講演や,相談業務なども担当されています.
 ※:S.は名前の頭文字ですが,ビックリは私が彼女に付けたニックネームです.彼女の来日時,香取神宮に案内した折りに本殿の賽銭箱の前で,財布の中から,まるで力士が土俵脇にある塩を掴み取るような自然に流れる仕草で硬貨を取り出すと,ジャラジャラっと投げ入れたのです.そのジャラジャラ音は1円玉のような軽々しい音色ではなく,もっと重々しい音を出す複数の硬貨を投げ入れた時の重奏な? 響きでした.
 敬虔なクリスチャンと思っていた彼女のこの行為に私はもう,ビックリ!
 そこで彼女の姓の頭文字,Vに続けてビックリと名付けたのでした.
 ちなみに私の硬貨が賽銭箱に入った時の音色は,チャリ~ンでした.ワンコインの,澄んだ音色もまた格別に良いものですよね!

★そのビックリさんに,私のラボの,非常に非常に少ない常勤臨床心理士スタッフと連名で,日本人にはなじみの薄い,それでいて認知行動療法の教材では頻繁に触れられる「ソクラテス的質問法」について,確認の問い合わせをしてみました.
 問い合わせの要旨は,
 「ソクラテス的質問法」を知っていますか?
 知っている場合,「『ソクラテス的質問法』は,アメリカの教育界などではどのように認識されていますか?」という点についてでした.
 以下,ビックリさんから受け取った回答をご紹介させて頂きます.

     *****     *****     *****
★二人からの質問,とっても興味深かったです!
  「ソクラテス的質問」というのは,よく識っています.ただ,欧米の教育界などでは通常「ソクラテス式問答法(the Socratic method)」という用語が使われます.この方法は,欧米の教授・教育理論の核になるものです.
 学生は,先生から与えられる知識や情報からではなく,討論したり先生からの質問に応えようと奮闘することを通して学ぶもの,とされています.
 私も,そして私の同僚も皆,どの授業でも使っています.「さあ,これからソクラテス式問答法を使おう」などと考えることなく,自然に使われています.というのも,それが欧米教育において学ぶということの根本,つまり,人は理解に至るための奮闘・努力の過程からこそ学ぶものと考えているからです.
 ※:(the Socratic method)は,研究社の英語の辞書では,「(ソクラテス式の)問答教授法」と訳されて載っています.また,「ソクラテス式問答法〔弁証法〕」と訳している辞書もあります.

★実際,私のボストン大学のセンターではアメリカの教育方法について,特に非欧米システムで学んだ学生向けに多くのオリエンテーションを行っています.授業の進め方が,それまで馴染んできたものと余りにも違っているからです.アメリカのシステム(つまり,ソクラテス式問答法を教授・教育理論の核として捉え,その前提に立って進められる授業)の中で勉強し上手にやっていくには,先生の質問に応え,自分で答えを見つけていく過程を通して学ばなくてはなりません.

★特にアジアの学生は,討論に参加したり,リスクを負ったり,時には答えを間違えることに慣れていないので,これは結構大変です.

★昨日も早稲田大学からの女子留学生の一人と,この件で話をしたばかりです.彼女はボストン大学でのコースを7週間終えた今では,参加しながら受ける授業にも馴染めるようになり,勉強がはかどってきているとのことでした.

★その女子留学生は,「それでもとてもハードに感じています,というのも自分の知識が十分ではないと思えるからです」とのことでした(彼女は,アメリカの学生も必ずしも十分な知識があるという訳ではないことを理解し始めています.もっともアメリカの学生たち自身は4~5才の頃からこの方法で学んできたので,それで良しとしています).

★私は,日本の大学で1年間教えたボストン大学経営学部の教授が何年か前に言っていた言葉を引用して,「日本の教育システムではもっぱら,『学生に答えと深い知識を与えることが全て』であり,アメリカの教育システムでは『質問をして学生自身に更なる疑問・質問を促し,学生自身が答えを見出す機会を与えること』です」と説明しています.

★セラピストとも親しくしていますので,セラピーにどう当てはめるかも大体分かります.「つまり,セラピストは道案内的な質問をして(時には何年間も!),クライエントに自分の課題を理解し,その解決の仕方を見つけてもらうということ」のように思います.

★最小限,以上が「ソクラテス式問答法」の意図するところのようにと思います.しかし完璧なものなどはありません.もちろん,教育の場でも然りです.

★講義形式の授業もたくさんあり,そこでは先生は立ち上がって話をするだけで,学生はもっぱら与えられた情報を覚えることを期待されます.けれども,どのコースにも(ボストン大学では,というよりもアメリカの全ての大学といって間違いないのですが),何らかの討論形式で構成された授業が必ずあります(早稲田大学や大学院からの留学生たちが,皆嫌っているものです.が,それが人生というもの! でしょう)
 いずれにしても,頂いた質問についての情報は,こんなところで,いかがでしょうか?
     *****     *****     *****

★S.ビックリさんからの返事のご紹介,お役に立ちましたでしょうか?
 彼女はこの夏も来日して,ボストン大学留学希望者のために中央大学(多分,早稲田大学へも,と思いますが,今年はまだ早稲田大学はどうか分かりません)で講演などをすることになっているはずです.
 ボストン大学への留学を志している方は,ご一報頂いても構いません(多分……).

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:資格・学び

認知行動療法演習セミナー [認知行動療法セミナー]

★今,私が講師を担当している認知行動療法セミナーは,毎回,まずアメリカ心理学会(APA)がアメリカの大学院生教育用に制作した心理療法ビデオシリーズの中から,「うつ病のための認知行動療法DVDシリーズ全5巻」を毎回1巻ずつ視聴します(但し全部で5回のセミナーではなく,最後に総復習・振り返りの会がありますので全6回,合計実質33時間のセミナーです).
 そして補充解説をしたり質問を受けたりした上で,私のラボで準備した「注意・要領入り逐語記録(セラピストとクライエントとの逐語記録の中に,要注意点,例えば“ここでは具体的・特徴的な状況に焦点を当てるよう心がける”とか,“ここではソクラテス的設問法を用いるよう心がける”,あるいは“ここでは思考記録表に記入することを勧める”といったような,ヒントになるものを入れたもの)」を使ってロールプレイを繰り返しています.

★これは数年前,やはり私が講師を担当して同上DVDシリーズを使って行った認知行動療法セミナーの時に,受講して下さった多くの方々から頂いた感想文が参考になっています.
 つまり「理論的なことを頭で理解するだけなら,本を読むことによって十分な学習ができます.私たちに必要なセミナーとは,理論を頭で理解するためにではなく,ロールプレイなどによって体感的・実感的に理解できるようになるような,演習・実習中心のセミナーです」というものでした.

★そこで今回のセミナーでは,当時は準備していなかった「注意・要領入り逐語記録」を作成しました.そしてDVD視聴研修が終わった直後に3人一組で,「注意・要領入り逐語記録」に従ってロールプレイを3回ずつ繰り返して頂き,ポイントを体感的・実感的に理解できるような演習法を採用することにしました.

★認知行動療法は来談者中心療法や芸術療法と違い,クライエントとセラピストとの関係が構造化されています.従ってセラピストはまず何より,いつ,どのような状況の時に,どのような対応を心がけるべきかといった手法を身につける必要が出てきます.
 そのためには複数ケースの逐語記録などによってその時々の状況に合わせた対応法を学ぼうとするよりも,1つのケースで徹底的に繰り返してロールプレイを行った方が,確実に対応法が身につけられるはず,という考えによるものです.
 何事も,「基本を徹底的に身につけることが一番大切!」という考えによるものです.

★私のラボでの最近約10年を振り返ってみると,精神科クリニックでうつ病の診断を受けたクライエントの方に認知行動療法を用いる割合は約20%くらいです.適応障害・不安障害・摂食障害など,その他の方々で約30%くらいです.
 つまり私のラボでは,70%~80%のクライエントの方々には,創作コラージュ療法などを用いたクリエイティヴ・セラピーによって対応させて頂いていますが,「コラージュのような女々しいこと,俺にはできん(ある高齢男性クライエントの方の言葉)」とおっしゃる方や,強固な合理主義者のような方,多弁型の方には認知行動療法は確かに有効で,用い続けています.

★ただ最近ある全国紙に,「認知行動療法を正しく使えるセラピストは,全国でも数百人しかいない」といった記事が掲載されていました.
 この「全国でも数百人しかいない」という話は,いったいどなたがおっしゃった話なのでしょうか?

★その昔,あるコラージュ療法の研究会で時々コメンテーター役をされていた方が,「日本で本当にコラージュを分析できる人は,○○先生と△△先生,◇◇さんと××さんと私の5人しかいません」と豪語しておられました.
 その方がコメンテーターの時,しばしばフロアーの参加者たちに向かって「このコラージュのこの部分の切り抜き写真,良く覚えておいて下さいね.きっと,先の方で作るコラージュでも出てきますからね」と指摘され,その数枚後のコラージュ作品解説の時,「ほ~ら,言った通り,同じ写真が出てきたでしょう?」といった展開になって評判の方でした.
 ある日,私の知人がその研究会で,評判のその方にコメンテーターをお願いしました.
 その方は私の知人に,“研究会の前に,コメント対象になる作品を全部見せるように”との連絡をされてきました.
 私の知人は,「な~んだ,前もってコラージュを見て知っていた上で,あんなことを言っていたのか」ということになって,非常に落胆することになりました.

★このコメンテーターの方の「日本中に5人しかいない」と豪語した話は余談ですが,いくらセラピーの世界は狭いといっても,特定のセラピストが日本中のセラピストの詳細について知っているはずがありません.
 このような推定は誤解を産みやすいものです.できれば遠慮して頂きたいものだと思いました.


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:資格・学び

《その4》コラージュ療法の易しさ手軽さ,難しさと危険性…… [コラージュ療法&創作コラージュ療法]

★東京芸術劇場での体験セミナーを終わってみて,感じたこと思い出したことに触れてみたいと思います.

★数年前のことです.某大学教授在職中に統合失調症を発症して休職,その後復職できるまでに回復し,今は通院しながら通勤しているとおっしゃる方が体験セミナーに参加されました.

★その方は昼食時に堂々と,「私は統合失調症で,現在も通院中です~」と自己紹介されました.また自己紹介の中で,「統合失調症は特に隠さなければならない病気ではなく,他の病気のように『今,私は統合失調症に罹っています』とお話ししたとしても,本来何も問題ないはずです.それなのに多くの統合失調症患者の方々が隠すのは,周りの偏見が恐ろしいからです.皆さん,私は統合失調症への偏見をなくすため,理解を深めて頂くためなら何でもお話ししますので,私のところへ聴きに来て下さい」と呼びかけられました.
 ※:現在,東京芸術劇場での体験セミナーでは参加者同士の自己紹介は行っていませんが,当時は昼食時に全員,自己紹介をして頂いていました.その時の,50人近くいた参加者を前にしての自己紹介でした.

★そしてその後,昼食時間中とコラージュ創作実習時間中,周りの方や統合失調症について教えを請いに行った参加者を相手に発症時の自覚症状,急性期・入院中の自覚症状(その頃に思ったこと,感じたことなどの記憶を含みます),その後退院して通院しながら復職に備えていた頃の自覚症状(同上),現在の自覚症状と業務状況などの詳細をお話し下さいました.
 ちなみにその方が罹っていた大学病院精神科では,コラージュを取り入れていました.急性期を過ぎた段階の,かなり早い時期からコラージュを継続して創っていらっしゃったそうで,その作品の変遷過程についても詳細に説明されていました.
 その作品の変遷過程,今回,周りの方に「統合失調症のコラージュ作品は~」と解説されていた大学教員臨床心理士のような方にこそ,本来,学んで頂きたいこととして思い出しました.

★ところで体験セミナーでは終了後2時間ほど,学習相談会兼懇親会が行われます.
 今回も行ったのですが,残った方の中にお一人,「コラージュは他のところで習った経験があって,数回創ったことがあります.コラージュを見れば『うつ病などになりかけの人』ということがすぐに分かるので,私の未病教室で使って『うつ病など』を未然に防ぎたい思っています」とおっしゃる方がいらっしゃいました.
 そこで私が,「コラージュを数回創ったことがあるだけで,『うつ病などになりかけの人』ということが分かるのですか?」と尋ねすると,「はい,分かります!」と即座に断言されたのです.
 そこで更に私が「仮に分かってとして,コラージュを数回創ったことがあるだけで,『うつ病など』を未然に防ぐセミナー運営方法を身につけたということですか?」とお尋ねすると,「はい!」と返事をされるのです.
 余りに自信満々の態度なので,臨床心理学や深層心理学の基礎の基礎的知識について質問してみたのですが,その方は,そのような専門知識については全くご存じありませんでした.
 ただ彼女は,「わたしはパーソナルカラーを永年やってきているので,コラージュ経験は余りなくても(元々)分かる力を持っている」といった趣旨のことを主張してきました.

★私はパーソナルカラーというものが,一体どのようなものなのか詳細を知りません.従ってそれ以上の遣り取りはしませんでした.
 パーソナルカラーって,そんな力がつくものなのでしょうか?
 ※:体験セミナー終了後の学習相談会兼懇親会は,お酒などを飲みながら雑談形式で行われています.従ってそのような遣り取りがあったということは確かですが,必ずしも正確な遣り取りではありません.

★いずれにしても,本当にコラージュって『易しさ手軽さ,難しさと危険性……』を胎んだものだと思います.

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:資格・学び

 《続》コラージュ療法の易しさ手軽さ,難しさと危険性…… [コラージュ療法&創作コラージュ療法]

★私からAさんに返信したメールは,以下のようなものでした.

☆Aさんへ,体験セミナー開催に異論を挟んできた某臨床心理士宛に,mixiを通して私からの返信をお伝え下さい.
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 某臨床心理士の引用文章「投影分析という言葉は初めて聞きました.多分,作品の解釈をすることだとは思いますが,それであっているでしょうか?」
 私の回答「違います.近喰ふじ子先生の東京家政大学大学院を会場として開催された平成13年6月の日本教育臨床研究会(会長:聖心女子大学教授<当時>橋口英俊先生)での発表や,平成14年9月の日本心理臨床学会第21回大会における発表(座長;氏原寛先生)以来,既に私は再三にわたって『投影分析的視点による理解』という言葉を使って,『解釈』とは違うことを述べています.その折り,近喰先生や橋口先生,氏原先生をはじめ他の先生方から,特に異論反論はありませんでした.『投影分析的視点での理解』についての詳細は,宜しければ体験セミナーでどうぞ」
 ※:橋口英俊先生(医学博士)はその昔,杉浦京子氏が大学院修士課程の院生の頃,コラージュを研究テーマにしていた彼女の修士論文指導をした,コラージュ療法の産みの親的存在の先生です.

 某臨床心理士の引用文章「しかし,コラージュを初め,こういう芸術療法では,あまり分析や解釈をフィードバックしない方が良いと言われてます.コラージュを作った森谷寛之先生もそのようなことを言っていたような気がします」
 私の回答「『~しない方が良いと言われています』とか,『~そのようなことを言っていたような気がします』ということは,あなたは少なくとも自分では『(芸術療法領域の)実践経験が全くない』ということですね? 実践経験を積んでからのご意見を期待します.
 本来臨床現場は,机上論・空想論の世界ではありません.
 なお,投映分析的視点によって理解できた内容をフィードバックした方が良いかどうかは,ケース・バイ・ケースです.
 ただはっきり言えることは,クライエントさんの症状・状態・パーソナリティなどによって,『フィードバックした方が良い場合』と『フィードバックしない方が良い場合』とがあるということです.
 それを,あなたのように『(どんなクライエントさんの場合でも)~フィードバックしない方が良い』と決めきってしまう態度は,千差万別の症状や状態を示すライエントさんたちの立場を考えると,(本来,まずクライエントさんの利益を考えなければならないのがセラピストのはずなので)セラピストとして本当に申し訳ない態度と私には思えてなりません」

 某臨床心理士の引用文章「もちろん,治療者の中である程度の見立てをし,仮説を立てることは大切ですが,それ以上に患者さんからの感想やそれに対する態度などを傾聴していくことがより治療的であると思います.
 また,一つの作品を根掘り葉掘り掘り返していくよりも,継続的に作品製作をしてもらい,その経過を追いながら,変化したところ,変化していないところなどを見ていくことがとても大切です.
 さらに,作品は患者さんが一人で作るものですが,そこには転移といわれる,治療者の姿がどこかに投影されていることが多いです.ですので,できるだけ一般的な解釈ではなく,患者さんに即しての今ここでの状況を把握した上で,扱っていくことがとても大切です」
 私の回答「以上のご指摘は,当然過ぎる前提条件です.その上で,私たちは実践を積んでいるのです.あなたも臨床心理士なら,あなたの机上論・空想論ではない実践に基づいたご主張を,改めて是非,今後の日本心理臨床学会などでご発表して頂けることを心から期待して止みません」
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

★某臨床心理士の引用文章を冷静にご覧になれば,某臨床心理士にはコラージュ療法を含むアートセラピー領域の実践経験が全くないことはお分かりのことと思います.それにも関わらず某臨床心理士は,パソコン画面で「体験セミナー」の案内を見るやいなやパソコンの前に座ったままで,あたかも自分自身が豊富な実践経験者であるかのような空想にふけり,空理空論を重ねて批判を展開することになりました.

★ここにコラージュ療法を含む,アートセラピー領域全般に共通する危険性があると言えます.

★アートセラピー領域の技法は,誰にでも易しく手軽にできるイメージがあります.その「誰にでも易しく手軽にできるセラピー」というイメージが,取りも直さず「どんなクライエントの方でも易しく手軽に受けられるセラピー」という意味で,実はアートセラピー領域を有効たらしめている最大の理由だと思います.

★ところがこのことは同時に,アートセラピー領域に「諸刃の剣」としての危険性をももたらすことになっています.

★某臨床心理士のように全く実践経験のない者までに,このような空理空論を振り回す余地を与えてしまうのが,アートセラピー領域の実情なのだと思います.


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:資格・学び

国母和宏選手の服装とオリンピック さながらクラシック音楽ファンの視点でハードロック演奏家の服装を批判しているような……

★国母和宏選手の服装とオリンピック さながらクラシック音楽ファンの視点でハードロック演奏家の服装を批判しているような……

★「服装の乱れ」問題でオリンピック選手村入村式出席を辞退した国母和宏選手,記者会見で繰り返される記者たちからの服装に関する質問攻めにあい,つい「ちぇ,うっせーなぁ」とつぶやいて更に批判される立場になってしまいました.

★先日ある集会で,この問題が話題になっていました.20歳代の女性の方曰く「スノーボードをやってる人って,元々ああゆう服装をしているのが普通なのよ.だから私は特に違和感はなかったわ」と.すると50歳代の男性の方曰く,「いくら何でも常識というものがある.普段の服装はともかく日本を代表してオリンピックに出場する以上,支給された制服はきちんと着て出ることぐらいわきまえているのが当たり前だ」と反論されていました.その集会では概ね男性は国母選手に批判的,女性は同情的な意見を述べられていました.

★私のこの問題に対する印象は,さながら「クラシック音楽演奏家やファンの方々が,その視点でハードロック演奏家たちの服装を観て『常識をわきまえなさい!』と批判しているような感じに思えてならない,というものでした.元よりキリスト教やヨーロッパの王侯貴族たちと深く結びついて発達してきたクラシック音楽は,演奏家の服装にも相応の荘厳さを求めているようです.ただそのクラシック音楽の枠に入り切れない方々が始めたのがハードロック演奏家なので,その方々にクラシック音楽演奏家の方々のような服装を求めることには無理があるはずなのです.

★国母選手が代表選手に選ばれたスノーボード,取り分けハーフパイプはまだ新しい種目で,1998年の長野オリンピックから正式種目になったばかりです.旧来からあるクラシック的オリンピック種目の方々が築き上げてきたマナーの継続性を全出場選手たちに求めるのであれば,ハードロックのように従来の枠には入り切れない方々が始めたスノーボードのような種目に参加する選手たちには,旧来からのオリンピック・マナーを説明説得し,それに従って頂けるような手立てを講じておくことこそが必要だったのではと思います.

★それにしても約20年ほど前,「10歳違えば異邦人,20歳違えば宇宙人」といった意味の言葉がはやりました.年長者側の方々が年下の方々の人生観・社会観・ファッション感に接すると,全く理解できない状態を表現しての流行語でした.

★ファッション感覚は主観的感覚の最たるものなので,国母選手のような方々の服装感覚を,オリンピック役員を務めるような比較的高齢域の方々が理解することも,また国母選手たちのような方々がオリンピック役員の方々のファッション感覚を理解することも非常に難しいことだと思います.

★今日の某新聞社の報道によると,国母選手は「慢性活動性EBウイルス感染症」にかかったスノーボード仲間ために率先して募金活動や骨髄バンクへの登録運動を参加していたり,応援メッセージを寄せた30人の子どもたち全員に手書きの返事を出していた,といった紹介がされていました.

★スノーボードをする人たちとはこんなに仲間意識の強い,暖かい気持ちを持っているよい人たちなのですね.

《その5》国際間インターネット・セラピーのための実験 スエーデン&日本 [ネット・セラピー,ネット・セミナー]

★Aさんによると,コラージュを創ってデジカメで撮影し,Eメールの添付ファイルで私宛に送信したのが2009年12月13日とのことでした.最初の予定では12月中に実験を計画していたのですが,参加者の予定が合わず,実際に実験を行ったのはコラージュ創作からちょうど1ヶ月が経った,2010年1月12日になってからのことでした.

★Aさんにとって2009年の12月13日と2010年の1月12日とでは,気持ちの上で非常に大きな違いがありました.前者の頃はまだ「ストックホルムに滞在して1ヶ月余りが過ぎたところでした.家族間の濃厚な対人関係とは対照的に,家族以外の人とは直接的な交流が断たれた状態で,人間関係においては,閉塞感を抱いていました(Aさんからの報告文より)」.
ところが後者の頃は「ようやくこちらでも友人ができ,閉塞感は次第に薄れていきました.実験当日には,すっかりそのことを忘れていましたが,先生によるコラージュ分析では,同様(コラージュ創作時の頃の様子)の指摘を受け,当時の自分の心境を振り返ることができました(Aさんからの報告文より)」.

★そして,「その時の会話の内容が,自分の内面についてより深く語れたことにいつになく喜びを感じました.このようなことから,コラージュを媒介としてなされる,「『こころの様子』について相互理解を深めよう」とするコミュニケーションが,いかに重要なことであるかをこの実験で再認識する貴重な体験となりました(Aさんからの報告文より)」.

★「最後に,日本と遠く離れた環境であっても,Skypeという通話手段を使用してセラピーを受けられる,そのような新しい時代への挑戦ともなる~,~今後,Skypeを使用したセラピーが,来談が困難な方々への一手段としてされに発展されていくことを切望してやみません(Aさんからの報告文より)」.

★この実験の目的は,あくまで国際間における「インターネット・セラピーのための『インターネット・セミナー実験』」でした.インターネット・セミナー実験が成功すれば,当然,インターネット・セラピーも可能になるはずという前提で始めているからです.
そこでSkype電話会議システムによって実験がスタートすると,中身は完全にコラージュ分析セミナーそのものでした.
実験自体は,大成功を収めることができたと思っています.
 これで日本大使館や領事館が置かれていない少人数しか日本人がいないようなところでも,もしセラピーが必要な方(在外勤務中のご本人だけではなく,そのご家族の方々)がいらっしゃったなら,「いつでも対応できますよ」ということが証明されました.

★ところでここで私は所期の目的外の,予期しなかった2つの学びを経験させて頂くことができました.
  その1つ目は,今までコラージュ分析を行う時に使っていた言葉,「サイン」は「ヒント」と称した方が学習者には理解しやすいのではないだろうか,と感じたことです.用語上の問題です.
  2つ目は,やはりコラージュ分析を継続して行い続ける創作コラージュ療法は,精神分析と同じメカニズムが働いて効果を挙げているに違いない,といった確信を持てたことでした.仮説上の問題です.
  今,改めて今回の「国際間インターネット・セラピーのための実験」に参加協力して下さった在ストックホルムのAさん,お茶の水女子大学大学院後期博士課程のBさん,九州大学大学院後期博士課程のCさん,それに助手のDさんに感謝です!

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:資格・学び

《その4》国際間インターネット・セラピーのための実験 スエーデン&日本 [ネット・セラピー,ネット・セミナー]

★Aさんのコラージュ作品についての美術鑑賞的視点と投映分析的視点の双方による質問応答など,全員での話し合いが進んでいくうちに,しばらくすると「もう話しが出尽くした」といった感じの静寂の時が訪れました.

★実験目的は「国際間インターネット・セラピーのための実験」ですが,「実験内容はインターネット・セミナーを行ってみましょう」ということで参加して頂いている実験です.
 そこで通常行っているインターネット・セミナーと同じようにAさんの作品について,「私なら『このような考察』になります」といった解説をすることになりました.

★まずAさんのコラージュ作品は,
 ①全てのピースが直線切りか丁寧な輪郭切りになっていました.
 ②台紙の左上辺からはみ出して貼られている中国のお茶入り茶碗を除くと,全てが碁盤の目に合わせて貼ったように縦横綺麗に整列していました.
 ③空間図式など空間象徴な見方で「いわゆる母性域」といわれる台紙の位置(台紙に漢字の「田の字」を重ね合わせたと仮定して,「田の字の右下にある4分の1の領域」)に,森の中の池辺ピースを下敷きにしてゲートのピースを貼り,そのゲートから出てきたようなイメージに組み合わせて1頭のトナカイを貼って,あたかもトナカイが森の中の池辺で水を飲んでいるかのように表現されていました.
 ④(台紙に漢字の「田の字」を重ね合わせたと仮定して)田の字の左下にある4分の1の領域に誰も座っていない椅子が貼られていて,そのすぐ上方に金色に輝く(金色の折り紙を使って作った)ブレスレット様のピースが貼られていました.
 ⑤全部で10点のピースのうち9点のピースがどこかで重なる形に貼り合わされていて(つまり10点のピースのうち9点のピースがつながった状態になっている),その9点のピースの中にある文字は全て,非日本語(中国のお茶入り茶碗の中国語と欧米語)になっていました.
 ⑥(台紙に漢字の「田の字」を重ね合わせたと仮定して)田の字の右上にある4分の1の領域に1ピースだけ,他のピースと全く重なっていない(つまり,つながっていない)『標語』ピースが貼ってありました.

★インターネット・セミナーでは,このようなAさんのコラージュ作品の投映分析的視点での特徴と,それまでのAさんとの会話内容を勘案して,Aさんとのフィードバック的会話を試みることになります.

 例えばAさんのコラージュ作品,上記③,④,⑤,⑥の特徴を分析サインとしてAさんの深層心理的部分を考察して,「いわゆる母性域に『1頭だけで』水を飲んでいるトナカイ,誰も座っていない『一人用の椅子1点』と,その上方にあたかもその存在を主張しているかのように貼られている『1点の金色に輝くブレスレット』,ピース内に見受けられる『全ての文字が非日本語(つまり,馴染んだ日本語のピースが1点もない)』,全10点のピースのうち標語的ピースを除く『9点のピースがどこかでつながっています』といった点に注目してみると,このコラージュ作品を創った頃は,『周りにつながりを感じて安心できる環境がなく,孤独感の中でつながりを求めていた様子がよく表現されている』ような気がするのですか,如何でしょうか? 周りとつながりがなく(心理的に)一人っきりで孤独と戦って頑張らなくちゃぁ! という気持ちが『右上に貼られた標語ピースに表れている』ようにも思えるのですが?」
 といった問いかけをAさんに試みてみます.
 ※:「コラージュ作品の中のピースに単数を表すものが多く見受けられ,そのほとんどのピースがつながった状態のように重なり合って貼られていいた場合,作者は『人と人とのつながり』がテーマになっている可能性がある」といった指摘・考察は,確か学習院大学大学院生の方の事例検討中に,当時東京大学医学部心療内科教授で日本心身医学会会長をされていた末松弘行先生だったと記憶しています.
 末松先生はその折り,その学習院大学大学院生(女性の方だったと記憶しています)の方に「あなたがそのような姿勢で取り組みをしていけば,コラージュは将来,ロール・シャッハのような,有力な投映法ツールになっていくかも知れませんね.頑張って下さい」とおっしゃっていらっしゃいました.
 コラージュがロール・シャッハのような有力な投映法ツールになるのは何時のことか,未だ極めて道通しといった状態です.

★Aさんは私の問いかけに対して,Aさんのコラージュ創作時の気持ちを思い出しながら語りかけ始めます.
                         (つづく)

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:資格・学び
メッセージを送る